ようこそ、中国上海!
在上海多国籍企業職場復帰ケース

Home >> 新着 >> 上海

新エネルギーにフォーカスした中日企業革新合作フォーラムが上海交通大学で開催

2021年 7月 13日17:17 提供:東方網 編集者:王笑陽

  第4回上海交通大学「革新と共創」中日企業革新合作フォーラムが、このほど、上海交通大学徐匯キャンパスで開催された。中日両国の研究機関、企業から100人余りの学者や専門家が参加し、「東アジア経済の持続可能な成長と新エネルギー」というテーマをめぐって、新エネルギー分野の関連政策、戦略、実践と中日協力の未来について深く検討し、幅広い交流を行った。

  上海交通大学副校長で中国工程院院士の黄震氏は、「炭素中和ビジョンにおけるエネルギー変革」と題して講演した。エネルギー技術進歩の人類社会発展と工業革命に対する重要性を振り返り、脱炭素を目指す中国が、エネルギー消費のモデルチェンジに直面して行っている一連の挑戦を紹介。そして、将来のエネルギー発展の趨勢は、供給側は電力脱炭素、燃料脱炭素であり、エネルギー需要側では効率化、電気化、インテリジェント化であると述べた。「これまでの我々は化石燃料に依存してきましたが、今後の世界では、太陽の光が私たちに汲めども尽きないほどの熱、電気、再生可能燃料を提供するでしょう」と語った。

  上海臨港グループの劉偉副総裁は、「水素エネルギー社会に向けた協力――スマート新エネルギー自動車産業の臨港新区での発展」と題した講演を行った。業界の発展趨勢と投資誘致状況を分析して、伝統的なガソリン車から新エネルギー車へのモデルチェンジは現在自動車業界での趨勢になっていると紹介するとともに、「臨港新区における今後のインテリジェント新エネルギー自動車産業の発展のカギは、科学技術の革新と産業発展の推進にあります。精確な誘致を行って豊富な応用シーンを構築し、産学研の連動や産教融合の推進などが、革新的技術の突破を実現するでしょう。さらに、水素燃料電池の自動車産業へのフォーカスも重要です。中国と日本企業の技術協力を強化して、水素エネルギーの合作モデルエリアの発展を推進しなければなりません」と述べた。

  日本新エネルギー·産業技術総合開発機構(NEDO)北京事務所の梁暁氏は、日本のエコ成長戦略やNEDO水素燃料電池分野での実績を来場者に紹介した。そして、脱炭素における水素エネルギー利用の重要性を強調するとともに、日本政府が水素エネルギー発展のために制定した政策や、日本企業が水素社会を実現するために実施している製造から輸送、貯蔵までの各施策、国際水素エネルギーサプライチェーンやプロジェクト協力について説明した。

(編集:f)