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コロナ変異株に対して上海には2つの「武器」

2021年 6月 3日10:51 提供:東方網 編集者:王笑陽

 東方網2日付:現在、中国国内ではコロナ対策が常態化しているが、引き続いて厳密にコロナの輸入と伝播を防ぐだけでなく、完璧な公共衛生システムを築くことも急務となっている。この中で、6月1日、上海岳陽病院に中西医結合疫病予防治療基地が設置された。これは中国でも初の、中国医学と西洋医学の結合を目指した疫病予防治療基地だ。また同日、上海市鍼灸臨床医学研究センターもオープンした。

 上海の復旦大学附属華山病院感染科の主任である張文宏教授は、「コロナウイルスをわずか2、3年で撲滅しようとすることは不可能なことが、皆すでに分かってきた。国と国の間のドアは、いずれ必ずオープンするだろうが、その時に恐ろしいコロナ変異株が現れるかもしれない。しかし、これに対して上海には2つの『武器』がある。その一つはワクチンで、もう一つは岳陽病院のような防疫機構だ」と述べた。

 普段、岳陽病院では一般の治療と科学研究を行う。だが、もしコロナウイルスが発生した場合、すぐにウイルスとの闘いに臨むことが可能だ。上海市は将来、このような疫病予防治療機構を多数設立して、防疫のネットワークを作ろうと考えている。

 岳陽病院感染病総合ビルは6階建てで、面積は約2600平方メートル。1階から3階は標準化発熱感染総合機能エリアで、個室の隔離病室15室を設け、このうち、4室が陰圧室だ。4階から6階は医療·教育·研究一体型の、知的鍼灸医学センターとなっている。

(編集:範易成)