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『漫話中薬』太陽を救ったスベリヒユ

2021年 6月 2日11:08 提供:東方網 編集者:王笑陽

 中医薬ははるか昔に誕生し、中華民族5000年の歩みと共に発展してきたという壮大な歴史を持つ。このほど、上海長海病院と海軍軍医大学中医学部が共同で制作した科学普及アニメ『漫話中薬』が放送され、人々に中医薬に関わる歴史や物語を語り、中医薬の知識を広げている。


スベリヒユ

 中国の上古時期、空には十個の太陽が出現して大地を焦がしていた。水は蒸発し食べる物はなく、人々は飢えと暑さに苦しみ、まさに地獄だった。そこで后羿(こうげい)は苦しんでいる人々の願いを聞き入れ、太陽を射落とす決意をした。

 后羿は矢を放ち、瞬く間に九つの太陽を射落としたため、最後の太陽は急いで逃げ出した。后羿は追いかけたが、どうしても見つけることができなかった。太陽は植物のスベリヒユの茎の下に隠れて助かったのだ。そこで太陽は恩返しとして、スベリヒユに強い生命力を与えた。だから、今のスベリヒユは夏の炎を恐れず、日焼けを恐れない特性を持つようになったという。

 スベリヒユは薬用で解熱解毒の効果がある。膀胱炎、肝臓病、肺結核、赤痢などの治療によく用いられる。天然の抗生物質とも呼ばれる。

(編集:範易成)