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グルメの科学原理を研究する本、見てもおいしい

2021年 6月 1日15:52 提供:東方網 編集者:王笑陽

 このほど、内容豊富で面白いグルメの『吃的江湖』が出版され、新書を分かち合う会が上海で行われた。作者の林衛輝氏とコラム作家の範庭略氏、メディア関係者の翟青氏が対談を行い、グルメの背後に秘められた科学を深く分析した。

 作者の林衛輝氏は著名なグルメコラム作家の一人だ。以前、グルメのドキュメンタリー『風味人間(A BITE)』と『沸騰しよう、鍋(POT FOR FIRE)』のグルメ顧問も担当したことがある。林氏はこの本の中で、この数年来に自ら食べた百種以上のグルメと国内外の有名なレストラン数カ所を紹介し、味、シェフ、スタッフなどの様々な観点からの観察記録を記している。

 本では多くの高級なメニューと食材が紹介されているが、それだけでなく、ガチョウの丸焼き、煮込みスープ、子豚の丸焼き、潮汕牡蠣焼きといった普通の家庭料理も紹介している。さらに理性的でロジカルな科学的分析も行っている。たとえば、煮込みスープを取り上げて、そのおいしさは豚肉、鶏肉、豚の骨、豚の内臓から出てくるグルタミン酸と魚の肉によるヌクレオチドの結合であると分析する。

 この本を書いた理由について林氏は、「食事は最も普通なことだ。だが、しっかりと食事するというのはこの忙しい社会では贅沢なものになったのかもしれない。この本を読む時は、ちょっと立ち止まって、ゆっくりとグルメの世界に身を置いて欲しい。人々は普通の食材の特徴を理解し、料理とその背後にある科学を知ることで、家でもグルメを楽しみ、それがもたらしてくれる面白さを知ることができると思う」と述べた。

(編集:曹俊)