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雨の中、上海市民が「中国肝胆手術の父」呉孟超院士を送別

2021年 5月 27日10:30 提供:東方網 編集者:王笑陽

 中国科学院院士で、「中国の肝胆手術の父」と呼ばれた呉孟超医師のお別れ会が、今日午前、上海龍華殡儀館で行われた。雨にもかかわらず、朝から多くの上海市民が会場に駆け付け、呉孟超院士に別れを告げた。会場の外には弔問に訪れた人が100メートルの行列を作った。そして、斎場に来られなかった人からも花束が送られ、敬意を表すメッセージがびっしりと書き込まれたカードが添えられていた。

 呉孟超医師は5月22日に上海で亡くなった。享年99歳。1922年、福建省閩清県生まれで、2005年に国家最高科学技術賞を受賞。生前は上海東方肝胆外科医院に勤めていた。

 呉孟超医師の教え子の一人、第二軍医大学軍医61チームの朱青さんは、同級生を代表して送別に来た。「1960年代に、私は呉先生と一緒に粗末な実験室で実験をしました。当時の条件が厳しい実験室で、呉孟超先生は何百人もの学生を育てました」と語った。

 71歳の徐恵明さんは、弟が東方肝胆病院で治療を受けたという。「今日は感謝の気持ちを持って呉孟超先生を見送りに来ました。中国にもっと多くの呉孟超のような医者がいて、患者の苦痛を解消してほしいです」と願いを述べた。

(編集:範易成)