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日本の浮世絵原版100点が上海に登場 江戸時代の浮世万象を呈する

2021年 5月 19日16:17 提供:東方網 編集者:王笑陽

 国際博物館の日に合わせて、貴重な日本浮世絵原版100点を展示する「浮世万象——百幅浮世絵芸術珍品展」が、5月17日から上海世博会博物館で開催されている。展示品は全て、日本の浮世絵3大コレクションの一つである浅井コレクションが提供。今回の展示会は、中国の人々が日本を代表するアート形式、文化の象徴である浮世絵の魅力を味わうことができるまたとない機会だ。

 浮世絵は、江戸時代盛行した版画絵のジャンル。江戸時代に「今を楽しもう」という「浮世」という言葉が使われるようになり、その様子を描いた絵が「浮世絵」だ。庶民の生活を主に描き、当時の庶民の文化や美的意識の動向を垣間見ることができる。日本のポップアートである浮世絵は、モネやゴッホなど欧州の印象派の画家の時代から現在に至るまで、世界各国の人々の間で高い人気を誇っている。

 今回の展覧会は「城」「季」「娯」「信」四つの部分に分けられ、日本江戸時代の市民生活、山川など自然風景、演劇人物、民間伝説を展示し、浮世絵という日本の代表的な芸術形式及び文化象徴の魅了や素晴らしさを全面的にアピールしている。

 展示されている浮世絵は、中国でもよく知られている葛飾北斎、歌川広重、歌川国芳、月岡芳年、楊洲周延などの名家の関連名作だけでなく、中国初登場となる作品も多い。

 歌川芳虎の作品「東京日本橋風景」には、日本橋を行き交う自転車や馬車、人力車などが描かれている。明治時代の浮世絵画家·楊洲周延の「江戸砂子年中行事端午之図」は、江戸時代末期から明治初期にかけて、端午の節句が盛んに祝われていた様子を描いたものだ。

 上海世博会博物館の劉繍華館長は、「浮世絵は今日も非常に強い芸術生命力があり、中日両国で高い人気を誇る。2022年は中日国交正常化50周年で、世博会博物館は今回の浮世絵展示会を通じて着実に民間外交のプラットフォーム機能を発揮している」と述べた。

(編集:範易成)