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日系企業が源からの革新で中国の「緑水青山」に助力

2021年 4月 22日17:36 編集者:範易成

  このほど、ドイツミュンヘン国際博覧グループ、中国環境科学学会などが共催する「第22回中国環境博覧会」が、上海新国際博覧センターで開催された。この博覧会はアジアで最も影響力のある環境技術交流会の一つで、約18万平方メートルの展示会場に、世界のおよそ2200社の環境保護業界の先進企業が出展した。汚水処理、給水排水、固体廃棄物の処理、大気汚染管理など、環境汚染管理分野での先端技術とソリューションが全方位で紹介されている。

  中でも展示面積が最大なのは、水処理に関する展示館だ。NHPシリーズMBRは、多くの見学者を引き付けている。これは藍星東レが展示したもので、同社の事業総監を務める王堅氏によると、この器械は必要な敷地面積が小さいのが特徴で、汚水池、集成一体化設備に直接に入れられる。洗うのも簡単で耐用年数が長いなどのメリットがある。四川省のある医薬廃水処理と農村汚水処理一体化設備では、これを採用して企業の廃水処理問題を解決し、美しい村の建設に力を発揮したことを紹介した。

  今回の出展では、「源のイノベーション—Innovation from Source—」をテーマにして、RO、NF、UF、MBRなどすべてのシリーズの水処理膜製品が展示された。「源のイノベーション」に関して、東レ株式会社理事で東レ(中国)投資有限公司副総経理、藍星東麗膜科技術(北京)有限公司の高志文副総経理は、「『源の活きている水』は、水業界にとって発展のエンジンと源泉だ。藍星東麗は東レの水処理における中国市場の窓口になった後、東レが持つ先端材料研究開発の力を借りて、材料のイノベーションで品質の源を決め、『緑水青山』に助力している」と語った。

  関係者によると、8月には同社が広東省佛山に建設した新工場が稼働する。これによって生産量の倍増が実現可能で、中国国内での供給不足問題を解決できるだけでなく、中国の環境保護産業にも助力できるという。

(曹 俊)