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日本企業代表が水素や省エネを巡って見解を語る=中国国際技術輸出入交易会

2021年 4月 20日17:40 提供:東方網 編集者:範易成

 第8回中国(上海)国際技術輸出入貿易会(CSITF)が、4月15日から17日まで、上海世博展覧館で開催された。このうちの大阪テーマ館は海外から出展した唯一のテーマ館で、水素エネルギー関連企業10社を紹介した。

 大会期間中、大阪テーマ館に出展した企業2社の代表が東方網の取材に応じ、科学技術革新、貿易発展、交流拡大などをめぐって見解を述べた。

 岩谷産業の亀倉隆志中国総代表は、岩谷産業は液化水素のパイオニアであり、日本の水素ステーションの4分の1を運営していて、液化水素製造プラントも3ヶ所有していることを紹介した。岩谷産業は中国の大連市に水素製造工場があり、浙江省嘉興市にも工場を建設中だ。

 今回の中国国際技術輸出入貿易会において岩谷産業は、水素の中でも特に液化水素に重点を置いてブースデザインを行った。そして液化水素の生産販売や、再生エネルギーから作った水素の技術などを展示した。

 日東グループは粘着テープなどの包装材料· 半導体 関連材料· 光学フィルムなどを製造し、様々な分野でソリューションを提案する材料メーカーである。

 日東(中国)新材料有限会社の吉田和仁課長によると、今回の目玉は、水素検知テープと燃料電池EMA用のサブガスケットだ。水素検知テープは配管類からの水素ガスリーク可視化できる材料として、安全面、メンテナンスコストの削減などに貢献できる材料、水素エネルギー関係の企業におけるよく使われている。

 将来の抱負を二人に尋ねたところ、岩谷産業の亀倉氏は、「最近脱炭素の方向に世界中がアクセル踏んだような状況となっています。我々は水素ガスのパイオニアとしてこれからも先頭を走っていきたいと思っています」と述べた。いっぽう日東(中国)新材料有限会社の吉田氏は、「日東は新用途開拓と新製品開発に取り組むことで、新しい需要を創造する『三新活動』という戦略があります。これからも『三新活動』を通じ、マーケットシェアNo.1を保つことを目指します」と述べた。

(編集:f)