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上海初の推理小説専門書店「孤島書店」がオープン!

2021年 4月 13日16:16 提供:東方網 編集者:王笑陽

 推理小説専門書店の「孤島書店」が4月10日、上海の瑞金二路38号にオープンした。これは上海初の推理小説専門書店でもある。

 店名の「孤島」は、推理小説によくあるクローズド·サークル作品にちなんでいる。クローズド·サークル作品は中国語でいえば、「孤島模式(孤島パターン)」または「暴風雪山荘模式(吹雪の山荘パターン)」。アガサ·クリスティの『そして誰もいなくなった』が代表作として挙げられることが多い。

 店主の時晨氏は中学生時代からの推理小説ファンで、書店を開くことが長年の夢だった。「日本とイギリスには推理小説を主題とした専門書店がある。国内にもあるべきだと思っていた」と語った。

 店内はそれほど広くないものの、中国ミステリーから日本の本格ミステリー、欧米古典ミステリー、社会派ミステリー、ハードボイルドスタイルまで、様々なジャンルの推理小説が揃えられている。また、推理小説の最新作と絶版になった本の発掘にもかなり力を入れているそうだ。

 10日午後、特別な開業式などはなかったが、名を慕ってやってきた推理小説愛好者が店の前に大勢集まった。この中の一人、符さんは、「推理小説は国内では少数派だと思っていた。もとから書店を応援したかったので、たくさんの人が来ているのを見てとても嬉しい」と話した。彼はここでいつも探していた二階堂黎人の『魔術王事件』を手に入れた。

 時晨氏はこの店に世界中の優秀な推理小説を収集するだけでなく、推理小説作家と読者の交流の場も作りたいと考えている。推理小説をテーマとした読書会や映画鑑賞会、新書発表会などを開催する計画もあるそうだ。

 孤島書店の営業時間は毎日13時から19時までだが、時に閉店している場合もある。店を訪れる際は、事前に営業状況を書店のウィチャット公式で確認することをお勧めする。