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花より団子 同済大学食堂の「桜青団」が人気

2021年 3月 17日16:02 提供:東方網 編集者:王笑陽

 建築の分野で有名な同済大学は、桜の名所としても知られている。中国の桜の見ごろは、伝統的な祝日の清明節(今年は4月4日)を迎える時期でもあるが、これに合わせて同済大学の食堂が、新作の「桜青団」を発売した。

 小豆あんなどが入っているヨモギ団子「青団(チントゥアン)」を食べるのは清明節の風習だ。ここ数年、青団の販売店では、老舗の「杏花楼」をはじめとして、この時期になると話題づくりや顧客獲得のためにさまざまな新しい味の青団を発売するのが定番となっている。例えば、「咸蛋黄肉松(豚肉のでんぶに卵の黄身)」あんや、ドリアンあん、カニの肉みそあんなど。今年は話題の「螺蛳粉(タニシのビーフン麺)」あんも発売されるそうだ。

 そして学生食堂としても遅れを取りたくない同済大学は、今年、皮がピンク色で中身はチーズと紫芋、トップに八重桜の塩漬けをのせた「桜青団」を開発した。発売するとすぐ学生に大好評となり、現在では作ったらすぐに売り切れる状態だ。食堂の菓子部門を担当する惠明さんは、「キャンパス内の桜は食べられないけど、青団にのっている食堂の桜は食べられるよ」と誘っている。  

 青団は1ケース4個入りで販売されている。「去年は新型コロナ拡大の影響で学校に残った先生と学生は少なかったので、一日平均100ケースを提供しました。しかし、今年は一日せめて200ケースを用意しなければ」と、惠明さんは話している。