３月１２日から、ユニクロが上海市靜安区にあるファッションショー会場「８００ show」において、「LifeWear“生気の城”」をテーマに２０２１春夏最新コレクションを展示する。１１日はメディア向けの内覧会で、１２日から１４日にかけて一般公開となる。

　今度のコレクションの注目は、若者に人気のグラフィックＴシャツブランド「UT」が、作家の村上春樹、アーティストの空山基、ルーヴル美術館などとコラボレーションした作品だ。村上春樹とのコラボでは、代表的な長編小説『ノルウェイの森』『海辺のカフカ』『1Q84』などや、音楽番組「村上 RADIO」の世界観がＴシャツでデザイン化された。

　そして、デザイナーのジル·サンダーとのコラボレーション「＋J」も登場する。ジル氏は２０２１春夏で、「静かなオプティミズム」を表現することを目指しているという。そのため美しくも慎ましく、上品で透明感あるカラーを使っているそうだ。

　また、会場では「LifeWear マガジン」の２０２１年春夏号も配布される。このマガジンは２０１９年８月の創刊で、第４号となる今年は「Find Your Healthy」をテーマに、作家の村上春樹と建築家の安藤忠雄のインタビューなどを掲載している。