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朝はコーヒーから、上海のカフェ店舗数は中国一 

2021年 2月 7日16:49 提供:東方網 編集者:曹俊

 このほど、上海交通大学の中国都市治理研究院副院長徐剣チームが、「2020国際文化大都市評価報告」を発表した。これによると、世界50の国際文化大都市のうち、上海のカフェ(喫茶店)数は6400店舗以上で、中国一多いことが分かった。2位は北京で、3位は広州だった。

 徐剣副院長によると、カフェや喫茶店のような都市の「第三空間」はどこの都市にも見られるが、美術館、博物館、シアターなどの大型公共文化施設よりも都市経済の発展と文化交流の活発化を示すものとなっている。今回の結果は、上海の高い国際化と開放のレベルを浮き彫りにしたと言えよう。

上海のスターバックス

 テイクアウトAPPの美団と地方統計局のデータでも、中国の主要都市で1万人あたりのカフェ数の最も多いのは上海の2.67店舗で、杭州が2位で2.33店、広州が3位で2.15店舗だった。

淮海路/陜西南路商圏における歴史をほこる上海の「小白宮」にカフェがある

 上海のカフェはここ数年で急増したものではない。上海人がコーヒーを飲む習慣は1843年にさかのぼることができる。当時、港を開放したばかりの上海には大量の外国人が来て、コーヒーという飲み物をもたらした。1880年には上海初の独立経営のカフェが虹口地区にオープンした。上海人のコーヒー好きは当時の映画からも見て取れる。学者の統計によると、1922~37年に制作された上海に関わる33本の中国映画のうち、13作品にコーヒーを飲むシーンが出てくるという。

有田焼きのコップが使用される小川コーヒー

 美団によるデータでは、この3年、上海の主なコーヒー消費者は30~40歳だったが、ユーザー数と注文数は減少している。これに対して、20~30歳のユーザー数と注文数が顕著に伸びていて、女性ユーザーの注文数が7割を占めている。

上海人の一日は一杯のコーヒーに始まる。毎日、午前12時から午後3時までがカフェの最も忙しい時間帯で、一日の注文数の3分の1を占める。

 コーヒー文化の歴史が長い上海では、大量のチェーンも誘致している。スターバックスの店舗が中国最多なのは上海だ。

 カフェの分布について見ると、上海の非独立カフェ(チェーンを含む)は主に陸家嘴商圏、南京西路商圏、淮海路/陜西南路商圏にある。いっぽう独立カフェの拠点は分散しており、主に淮海路/陜西南路商圏、南京西路商圏、虹橋/古北商圏にあり、独立カフェの持つ独自の味わいや環境、装飾などが、これらを愛する人々を引き付けている。

(編集:曹 俊)