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上海と横浜の専門家がコロナ防疫をめぐりビデオ会議

2020年 12月 4日18:49 提供:東方網 編集者:範易成

 「上海·横浜友好都市交流会及びコロナウイルス防疫シンポジウム」がこのほど、ビデオ会議の形で上海と横浜の二つの会場で開催された。上海市人民政府外事弁公室の馬穎慧副主任、横浜市国際局の赤岡謙局長、復旦大学付属華山病院感染科主任、上海市コロナウイルス対応専門家チームリーダーの張文宏氏、並びに日本の著名な伝染病専門家で昭和大学医学院の二木芳人客員教授が出席して、マクロ政策と個人対策という二つの側面をめぐり、防疫対策について分析と討論を行った。

 会議では張文宏教授と二木芳人教授が、現在における上海と横浜の防疫状況について意見を交わした。張文宏氏は、中国国内では海外からの輸入性症例防止では優れた効果があったが、最近、国際物流による感染者が確認されたと述べた。そして、感染源を追跡して周辺地域の住民に対するPCR検査の実施などがコロナウイルスのコントロールに役立ったと経験を伝え、「これから国際間の正常な人的往来が回復するにつれて、どのように有効な防疫対策を実施して行くかが今後の課題だ」と指摘した。

 一方、二木教授は、現在北海道などで発生している感染拡大の原因は寒い気候にあると指摘した。寒さの原因で密閉度が高い屋内に長くいると感染しやすくなる。二木教授は、「空間消毒」の意識を高めて換気を強化することや、オゾンや紫外線、及び二酸化塩素の成分を含む空間消毒剤の利用を勧めた。

 会議に出席した中日両国の専門家は経験を交流し合い、議論は熱気を帯びた。コロナ対策の知見の共有により双方の市民の防疫意識の向上に繋がることが意味深く思われる。また、上海と横浜が協力してウイルスに打ち勝ち一日も早く人的往来を回復させ、新しい時代にふさわしい中日関係を構築することで意見が一致した。

(編集:f)