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ビッグ500との対話 キヤノンは健康·医療分野の新たな成果を展示

2020年 11月 9日13:06 提供:東方網 編集者:範易成

 東方網範易成記者11月6日付:キヤノンときたら、普通はすぐにカメラやカメラレンズ、プリンタなどを思い浮かべるだろう。しかし今回の中国国際輸入博覧会でキヤノンは、世間にはあまり知られていない一面である医療分野の先進技術と製品、そしてニューノーマルに応じたユーザーのニーズに応じた新たな製品とサービスを重点的に展示している。

 医療がキーワード

 キヤノン(中国)有限公司の山崎学副総裁は、「今年は特別な一年です。全人類が新型コロナウイルスと激しく戦っていますので、今年のテーマは医療分野に焦点を当てるべきだと思います」と述べ、輸入博では先進的な医療技術と製品を展示して、キヤノンが単にカメラやプリンターを作る企業としてだけでなく、他にも多くの分野で貢献していることを人々に知ってもらいたいと述べた。


 副総裁によると、キヤノンは今回、AI人工知能を搭載した医科用CT「Aquilion ONE GENESIS」、Vantage高解像度3.0 T磁気共鳴、Alphenix高精細血管撮影システム、革新的なイメージング技術を備えたAplio i900超音波画像診断装置、柔軟な拡張機能を備えた全自動分析機器TB-FX 8、および1.7ミクロンの表示解像度の光干渉断層イメージング装置OCT(A)-HS 100などを展示した。そしてこれら医療設備のほかにも、インテリジェント医療ソリューションと国際医療協力業務に関しても紹介している。

 山崎副総裁によると、現在中国の医療機関において、医科用CTを含むキヤノン関連の医療機器が5万セット以上使われているという。中国では定期的に眼底検査を受けている人はあまり多くない。そこで、キヤノンでは多くのメガネ店と提携して、消費者がメガネを買うついでにキヤノンの設備を使って眼底検査を受けられるプランを考えた。

 ニューノーマル時代における革新と変化

 キヤノンは今年中国市場で絶えず投資を拡大しており、映像技術を中心に、人工知能、モノのインターネット、クラウドコンピューティングなどの技術を融合した健康医療、商用印刷、ネットカメラ及び産業設備などの四つの新しい分野を重点的に強化している。特に今年は新型コロナウイルスを背景にして、世界的な医療事業の再編を加速し、医療事業を拡大しつつある。

 山崎副総裁によると、中国市場では新たな業態とサービスモデルが誕生しつつあり、「チャイナスピード」に追いつくために必要なことが多く、会社も多くの面で布石を打っているという。


 キヤノンのブースでは、新型コロナウイルスの蔓延に対応した新製品を見ることができる。例えば「佳創空間(Smart Workspace Solution)」スマートITソリューションなどは、ユーザーのニーズに応じた一連の革新的な製品とサービスを提供している。

 山崎副総裁は、マスクをつけて体温を測ることが多くなり、「非接触」のコミュニケーションが新たなシーンとなっていると語る。今回出展した「佳創空間」スマートITソリューションは、まさにこの背景に相応しい新たな製品で、オフィスでの「笑顔プリント」のほか、様々なアプリケーションで笑顔認識技術を使った入退室管理システムや笑顔の勤務管理、笑顔の温度測定、笑顔会議室予約管理、笑顔の受け付け登録など様々な機能を実現している。

 山崎副総裁は、「新型コロナウイルスの蔓延によってオンライン業務がさらに発展しており、生放送、録画放送などの需要がますます増えています。私たちもこの機会に関連する製品を開発しました」と述べた。一部の設備はユーザーにレンタルすることもでき、キヤノンのサービスを通して生放送の方法を学び、生放送の楽しみを体験することもできるという。

 3年連続で輸入博に参加しているが、毎年大きな収穫があると山崎副総裁は述べる。「去年の輸入博の期間中、当社の蒸着装置やPDF露出設備などの製品で、約50億元の協力に向けた話し合いが始まりました。今年も多くの契約活動が展示会の間に行われます」と述べた。そして今回の輸入博でも、幅広い人々との出会いと交流を通じて、中国の各業界のユーザー、特に健康医療や消毒·除菌などの分野での需要の変化をさらに知り、その基礎の上でもっと良い製品を開発して、良い循環を形成したいと期待を表した。

(実習編集:范応良)