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ビッグ500との対話 パナソニックは健康養老戦略を持続的に深化:中国·北東アジア社 本間哲朗社長

2020年 11月 9日13:02 提供:東方網 編集者:範易成

 3年連続で中国国際輸入博覧会に参加しているパナソニックは、今年も5.1H展示館に登場し、約1000平方メートルのブースに八つの展示エリアを設け、「健康養老」と「生鮮食品サプライチェーン」の戦略成果、及びコロナへの防疫体制が常態化する中の衛生機器を重点的に展示している。

 11月5日午前に国家会展中心で開催された企業発表会では、パナソニック中国·東北アジア社の本間哲朗社長がテーマ講演を行った。そして、中国における重点戦略事業、将来の発展方向及び中国消費者に対する貢献を紹介するとともに、人々の生活のために更に入念な健康管理サービスをどのように提供し続けるかについての考えを述べた。


 健康養老分野では、高齢者の自立歩行を補助する歩行トレーニングロボットを展示している。これはAI制御技術を利用して利用者の歩行能力を自動分析し、ヒューマニズムに満ちたデザインのロボットで、障がい者の歩行能力回復を助けるよう設計されている。

 本間社長はまた、提携会社の雅達グループが江蘇省宜興市で開発した養老コミュニティ「雅達松下コミュニティ」を重点的に紹介した。このコミュニティーは「健康知恵都市」というコンセプトの元に、町全体が「健康生活」を実現しようというものだ。コミュニティーの1170の部屋でパナソニックの商品を使用し、「空気」「水」「光」の三つの面において特別なシステムを導入することで、居住者に快適で健康な生活保障を提供する。このプロジェクトは2021年6月にモデルエリアの建設を完了し、公開される予定となっている。

 健康養老事業に重点を置く理由について本間社長は、日本はすでに高齢化社会に入っているので、パナソニックは20年以上前から養老関連の技術と製品の研究開発を始めた豊富な経験を持っており、これらの経験が中国の養老事業の発展に役立つことを期待するからであると述べた。

 「衛生」関連商品は今回のもう一つの重点展示分野である。本間社長は、新型コロナウイルスが蔓延した後の中国の消費者の三つの変化に注目しているという。一つ目は大量の購買行為がオフラインからオンラインに変更したこと、二つ目はコロナ禍の影響で多くの人が在宅勤務をするようになっていること、三つ目は衛生に関する需要が著しく増えたことである。

 ブースには「ナノイー」技術を利用した製品、次亜塩素酸空間除菌脱臭機及び非接触型の設備が展示されている。世界で初めて公開された「6C空気循環システム」(酸素、湿度、温度、風、無音、清潔)は、温度調節、空気清浄度などの基礎機能の他に、湿度調整機能を融合させることによって湿度を40%から60%の一定に保ち、特定の空間内のウイルス伝播のリスクを低減することができる。

 3年連続出展の感想を尋ねると本間社長は、「輸入博は外国企業にとって重要な交流プラットフォームです。会社の理念と製品をメディアと消費者に紹介することができ、それと同時に我々も学習し、人々の本当のニーズを知ることができます」と述べた。

(実習編集:范応良)