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投資総額170億元以上の上汽大衆汽車「スーパー工場」が生産段階に

2020年 10月 28日16:58 提供:東方網 編集者:曹俊

  27日、上汽大衆汽車(フォルクスワーゲングループと上海汽車集団の合弁会社)の工場では、合弁以来これまでに生産した2,300万の次の1台となった電気自動車ID.4Xが、ゆっくりと生産ラインから降りて来た。上汽大衆汽車では2年間かけて建設·株主双方で総額170億元以上を投資し、世界初のフォルクスワーゲンMEBプラットフォーム電気自動車生産に向けた新工場を建設してきた。そしてこの1台こそ、その新工場で初めて製造された電気自動車である。

  上海汽車集団股份有限公司の王暁秋総裁は、昨日、工場において、「我々は先進的なMEBプラットフォームの技術を持つ環境に配慮したインテリジェント工場を2年間かけて準備してきた。上汽大衆の全面的な電気化、インテリジェントコネクト化の『青写真』が全面的に展開された」と述べた。 

新たな生産能力  年間EV30万台生産計画

  今回建設された上汽大衆汽車のEV専用工場では、インテリジェント化製造、管理のデジタル化及び全プロセスの環境配慮性がこれまでにない高さまで引き上げられている。フォルクスワーゲングループの最新の自動化、デジタル化及び省エネ環境保護生産技術を採用しており、全世界の「インテリジェントモデルファクトリー」と称えられる。

  関係者によると、この工場では年間30万台のEVを生産する計画で、投資総額は170億元以上である。2018年10月に着工し、2019年11月に初めての試作車が生産された。一年にわたる車両の安全性試験により、製品の安全性と性能の信頼度を確保した後、今年2020年10月、初の量産を迎えた。

新たな出発点 より多くの将来性ある技術を実現

  インテリジェント管理、低炭素化運営のモデル工場を作ることによって、上汽大衆汽車では最新技術を搭載した消費者にとって最もクールな電気自動車を提供することが可能となった。ID.4Xの生産開始に伴い、将来の外出は電気自動車となるという青写真がますます現実的になり、電気自動車の将来性はいっそう高まってきたと言えよう。

  今後、次世代EVプラットフォーム「MEB」のブロック工法に基づいて、上汽大衆汽車では消費者のニーズに応じて、フォルクスワーゲン、アウディ、シュコダの異なるレベル、異なる車種のEVを続々と売り出す予定だ。

  王暁秋総裁によると、上海汽車集団はこれを新たな出発点として、フォルクスワーゲングループとの電気化、インテリジェントコネクト化、ブランドのハイエンド化などの戦略協力をさらに深化させる計画だ。最先端で将来性のある技術を導入し、上汽大衆汽車の革新発展と業務のアップグレードにおいて協力し、「上海製造」ブランドの影響力を高めて、上海の経済社会の高品質発展を促進したいと考えている。

(実習編集:范応良)