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上海

ネットで話題の「変わった」月餅 あなたが気になるのは?

2020年9月14日 17:26
 提供:東方網 編集者:範易成

 中秋節が近づき、月餅業界では書き入れ時を迎えている。最近は上海の老舗「杏花楼」が発売したミルクティー「流心」月餅がとても人気だ。月餅の中心にとろりととろける半生風のミルクティークリームが入っている。市場にはこの他にも、今流行りの黒糖、タピオカ、鴛鴦茶味の月餅なども登場している。

 全国各地、そして世界規模で食文化の交流が盛んに行われるようになり、月餅も地域、文化、人々の好みによって、様々な新しい種類が生まれてきた。特に月餅の中身は豊富で、ナッツ餡、こしあん、ナツメの餡などの伝統的な月餅もあれば、上海蟹肉月餅や月餅ヨーグルトなど変わった月餅もお目見えしている。

 中国焙煎食品糖製品工業協会がこれまで発表した「2020年中国月餅業界発展傾向」によると、伝統的な味の月餅が依然として主力であるが、近年に現れた新しい種類、例えばカスタードクリーム、ドリアンなどの味と個性的なパッケージの組み合わせが消費者の中で人気となっている。また、若者の消費者層は無視できず、新商品、新パッケージ、新コンセプト、新味の月餅の販売量が増加すると報告されている。ではここに「変わった」月餅を紹介するので、一緒に見てみよう。

 上海蟹肉月餅

 最近、上海蟹肉月餅が人気となっている。中身は上海蟹の蟹肉と豚肉に加え、カニ酢が入ったカプセルが数個入っている。月餅研究員の甜希によると、これは微生物学の技術を応用し、厳密な計算の上でできた最適な組み合わせで、伝統的なグルメには独特の魅力があるということだ。

 月餅ヨーグルト

 今年の月餅は飲めるようになった。伊利は北京と広州の老舗との共同開発で、それぞれナッツ月餅味ヨーグルトと塩卵入り蓮の実餡月餅味ヨーグルトを新発売。他のヨーグルトと同じように、月餅味ヨーグルトもパスチャライゼーションにより常温で保存できるが、一番の大きな違いはその味だ。消費者は「液体月餅」の口当たりを感じることができる。

(実習編集:范応良)