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上海

2020年上海科学技術祭「彼女の力」公開講座 疫病との戦いにおける女性の貢献を紹介

2020年8月27日 15:08
 提供:東方網 編集者:範易成

 8月25日、上海科学祭「彼女の力」公開講座が、上海センターで開催された。公開講座は上海市婦女聯合会、上海市科学技術委員会工作党委員会が共同で主催し、上海市三八紅旗手社交クラブと上海市科学技術婦工委員会が運営した。

 今回の「彼女の力」公開講座は、2020年上海科学技術祭の重要な一環として科学研究院、政府、企業から6人の女性を招いて、情報技術、バイオ医薬、疫学、デジタル経済などの分野での疫病との戦いに関する女性の物語を述べるもので、1980年以降に生まれた上海女性の疫学に関する成果を紹介した。

 疫病との戦いは時間との競争でもある。感染源と感染経路を確認し、ウイルスのゲノムを解析して検査と診断を行うなど、いずれも短時に感染拡大を抑制する上で、重要な一環である。中でも最前線に立つ公衆衛生医師たちは、防疫の「斥候」であり、「参謀」でもある。その一人、上海市疾病予防管理センター伝染病予防ステーションの急性伝染病予防治療科の鄭雅旭副主任は、実際の事例を挙げて疫学調査の過程を述べ、感染拡大抑制における疫学調査の重要性を紹介した。


 中国科学院上海パスツール研究所の郝沛研究員は、今年の1月に新型コロナウイルスの感染経路とウイルスの進化を科学的に分析した科学者だ。彼女は新型コロナウイルスのゲノム分析の過程を分かりやすく説明しながら、全世界に開放された「ウイルスゲノム自動化検定クラウドプラットフォーム」の役割を紹介し、科学的な協力を展開する意義を述べた。

 疫病が蔓延していた時、IT通信企業は人々の生活と働き方の変化に重要なサポートを提供した。テンセント華東本部の朱潔公共事務高級総監は、テレワーク、ビッグデータ診断などの分野においてテンセントが果たした役割を述べた。さらに上海泓明サプライチェーン有限会社の取締役で社長の沈翊は、コロナ禍の中で困難を克服した過程や、武漢などのコロナが蔓延していた地域で半導体産業のサプライチェーンを保証した経験を述べた。また、夢饗󠄀集団共同創始者のCEOは、コロナ禍の中で新しい販売モデルを生み出して消費を促すことで就業を保障し、社会の創業を支援した話を淡々と紹介した。

(実習編集:范応良)