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世界最大の浅水航路第4世代LNG船が上海で建造

2020年 8月 10日18:06 提供:東方網 編集者:範易成

 このほど、滬東中華造船が日本の川崎汽船株式会社のために建造した2隻の79960立方メートル型LNG船プロジェクトが、正式に着工した。このタイプは世界最大の浅水航路の第四世代LNG船で、滬東中華G4「長興」シリーズのLNG船家族に新たなメンバーを追加することを示している。上海の造船会社はLNG全産業チェーンの製造において新たな成果を得た。

 この船舶は中国船舶集団の傘下の滬東中華造船が自ら設計·製造したもので、川と海を航行できるLNG船である。全長239メートル、幅36.6メートルで、高効率の低速双燃料ディーゼルエンジンを用いた直接推進システムを採用している。

 この船の特徴は3つ。一つ目は浅水航路に対する適応性が強いことだ。満載喫水は9メートル以下で、東南アジアの沿海地区を航行できるだけでなく、中国の珠江、黄浦江、長江中下流などの内河航路にも入れる。二つ目は荷卸しのスループットが強いことだ。スループット作業時間は従来の17.4万立方型LNG船より20%短縮できる。三つ目は融通性の高い互換性だ。3万立方メートルの小型LNG船から17.4万立方メートルの大型LNG船まで、幅広い液体貨物の輸送が可能で、客先に多様な液体貨物の輸送方法を提供する。

 今回の快挙は中国初の海上·河川輸送型LNG船として、滬東中華造船がLNG産業チェーンの開拓をコアーに、応用産業分野の開拓において重要な突破を成し遂げ、業務モデルを「中国製造」から「中国創造」へと転換させたことを示している。

(実習編集:范応良)