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国内初の「5G医療インフラストラクチャー」プロジェクトを上海で実施

2020年 8月 7日17:14 提供:東方網 編集者:範易成

 8月7日に、上海市第一人民医院は上海移動通信と業務提携した「5G医療インフラストラクチャー」プロジェクトの建設を発表した。5G技術を医療システムに導入することで、診察室にいる患者が医者からモニターを通してオンライン問診を受けられたり、ビッグデータの分析を基にした初期段階の診察を受けることができる。さらに治療後は、患者はスマホを取り出すことなく、診察室にいるままで「無意識の支払い」を行うことなどが可能になる。

 上海市第一人民医院の劉軍副院長は、「5G技術·クラウドプラットフォーム·エッジコンピューティング·人工知能などの技術の融合と、端末·プラットフォーム·アプリにおける分野を超えた提携が進むにつれて、インテリジェント医療システム分野は、よりシステム的で全般的な発展を迎えています」と述べた。そして、将来における5G医療インフラストラクチャーを展望した。

 上海市第一人民医院では5G医療ネットワークの建設を進めている。昨年、院内に市内で最も規模が大きい5G医療専用ネットワークを構成し、5Gに基づいた救急医療システムの一体化を模索中だ。例えば国内初の5G救急車の導入によって、患者は救急車で運ばれると即入院が可能となる。さらに5G技術を人工知能の発熱外来に応用するという新しい方式を検討していて、発熱外来を遠距離のリモート診療の5Gのインテリジェントロボットに採用することも検討中だ。

 上海市第一人民医院の鄭興東院長は、「今後、三つの方面からこのプロジェクトを強化したいと思います。まずはより大規模な5Gネットワークを構築し、プラットフォームとプラットフォーム間の医療アプリ研究を進めます。そして5Gに基づいた救急医療システム保障体制を作ります。最後は5Gインテリジェント医療業界の標準の作成を進めて、5G技術の優勢を十分に発揮します」と述べた。

(実習編集:范応良)