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熊月之が上海市の三大品格を語る:最も重要なのは「開放」

2020年 8月 6日17:21 提供:東方網 編集者:範易成

 8月5日午後、上海市教育発展財団法人と上海市地方志オフィス、学林出版社の共催による、『上海城市品格読本』プロジェクト審議会及び記者会見が上海で開催された。審議会で上海社会科学院の熊月之研究員は、「地方の対応能力はリーダーの指揮力、医療システムの能力、市民の協力という三つの要素と関わっています。この三つの要素はすべて、都市の品格と関連しています。今回上海は疫病対策において優れた対策を取りましたが、私は上海の都市の品格について語りたいと思います」と述べた。

 都市にはそれぞれの品格がある。熊月之は48年前に上海に来て、上海の歴史研究に携わることすでに40年になる。頭の中では、上海の特色は何か、上海の精神は何か、上海の品格は何かといった問題がつねに思考されている。熊研究員によると、都市の品格は擬人化の言い方であり、都市の町並み、住民の日常生活、規則制度、倫理と道徳、歴史文化などの面が表す共同精神状態でもある。彼は、「開放、創造、包容の三大品格の中で、開放が最も重要です。開放しなければ、創造や包容もできなくなるからです」と述べた。


 『上海城市品格読本』は、古代から現代にかけての上海の品格を初めて徹底研究した本だ。熊研究員は「『都市の品格』と数年前にたくさん研究された『都市の精神』とを比べると、被っている部分もありますが、細かい差もあります。品格は通常、人間性の中で比較的成熟、含蓄、徳性の部分を指しますが、精神はもっと豊かに含まれています」と述べた。

 審議会ではさらに、ゲストがそれぞれの角度から上海の品格に対する理解を述べた。上海市教育発展財団法人の王栄華は、「『上海城市品格読本』は教育的な読み物として、人々に上海の品格を学習するのに役立つ」と述べた。『上海城市品格読本』は年内中に上海人民出版社·学林出版社より出版される予定だ。

(実習編集:范応良)