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上海夏季音楽祭「MISA」が開幕 シンフォニーとニューエイジの融合

2020年 7月 21日17:23 提供:東方網 編集者:範易成

 「MISA」の字をかたどった百個の風鈴が鳴り響き、2020年上海夏季音楽祭「MISA」が昨日(20日)午後、幕を開けた。これから十日間の期間中、上海交響楽団音楽ホールと黄浦区の上海城市音楽広場において、17の公演と計21のコンサートが行われる予定だ。

 開幕の音楽会では、上海交響楽団音楽監督余隆の指揮により、ジャン·シベリウスの『トゥオネラの白鳥』『憂鬱ワルツ』、イーゴリ·ストラヴィンスキーの『火の鳥』が演奏された。さらに龔琳娜との共演で『静夜思』『山鬼』も演奏された。演奏に当たって余隆氏は観客に向かい、「この特別の時期に『MISA』が開催できるのはめでたいことです。皆さんのお越しを感謝します。音楽は心に対する良い薬ですから、皆さんに最高の作品を捧げるよう努力します」と述べた。

 今回の「MISA」は全国の音楽の力を結集して、各地の交響楽団や合唱団が次々と出演する。そして様々なジャンルが混ざり合って、音楽の境を破るのも注目だ。龔琳娜が初めて余隆とコラボをしたシンフォニーとニューエイジ·ミュージックの融合は、会場を大いに湧き立たせた。『静夜思』は静かな吟誦で、漢詩の美しさをゆっくり味わうことができる一方、『山鬼』は屈原の『九歌』から引用した歌で、龔琳娜の歌声は中国山歌と戯曲の両方の味わいがある。

 会場の座席使用率は30%以下に制限されているので、より多くの観客が楽しめるよう、今回の「MISA」では初めて、一晩に2回同じプログラムが繰り返して演奏される。そして演奏の合間には、ライブコマースでクリエイティブグッズを販売する。さらに会場に行けない人達にも演奏を届けようと、すべての公演はネット上で生配信される。

 2010年に始まった「MISA」は、すでに10年を数える。上海交響楽団の周平団長は、「『MISA』は活力を保ち続けて欲しいと思います。我々は変化を恐れません。音楽と若者の繋がりを模索し、若いミュージシャンに良い舞台を提供します。そして中国と全世界の青年芸術家のゆりかごになれるように頑張りたいです」と述べた。

(実習編集:范応良)