中国文化観光部は１４日に発表した『文化と観光部門の旅行企業営業の再開の拡大についての通知』で、国内旅行の再開を明らかにした。そして観光地の人数制限をこれまでの３０％から５０％に調整するいっぽう、海外旅行は当分の間再開しないとした。

　通知によると、各省（区、市）の文化観光行政部門は疫病対策の徹底を前提に、現地の省（区、市）の党委員会と地方政府の許可を得て、旅行会社の国内団体旅行及び「航空券＋ホテル」業務を再開することができる。なお、中、高リスク地域では「航空券＋ホテル」業務を再開されない。

　観光地の人数制限基準の調整については、「人数制限、予約、集中の回避」を徹底的に実行し、人数制限基準を定員の５０％に緩和した。各疫病対策をしっかりと実行しながら予約制や人数制限などの方法を採れば、観光地の屋内での一般公開を可能とする。

　オンライン旅行会社のシートリップでは今回の国内旅行制限の解除通知を受けて、団体旅行、自由旅行、テーマ旅行など様々な１２万の旅行プランを用意した。７０００あるオフライン店舗も営業を再開し、客からの問い合わせも激増している。シートリップ上海人民広場店の刑店長は、「４ヶ月も待ったんです。旅行制限の解除は嬉しくて泣きたいぐらいです」と述べた。

　春秋旅行会社の周衛紅副社長は、「上海市文化観光部の正式な通知があったので、当社でもまもなく団体旅行の販売を開始します。ご満足いただける多様な観光テーマルートを準備します」と述べた。

（実習編集：范応良）