第６回中国（上海）国際技術輸出入交易会が４月１９日～２１日まで、上海万博展覧館で開催される。今年はバイオメディカル、顔認証、そして金融ビックデータモデルに至るまで、科学の無限の可能性を表現する交易会となりそうだ。

　写真説明：雲从科技の顔認証技術

　上海張江にある雲从科技は、中国科学院十系研究院からのインキュベートハイテク企業で、コンピュータビジョンと人工知能に特化している。現在も既に中国銀行界での顔認証技術のサプライヤーの一番手であり、ここ数年は、セキュリティ分野での顔認証応用も熟成している。同社は中国科学院と公安部との提携を積極的に進めており、「火眼顔ビックデータプラットフォーム」などのインテリジェントシステムを研究している。事件が発生した際、「画像による場所の特定」を通じ、容疑者の身元を確認する。そして、ただちに道路や重要地点などから容疑者の足跡を調べ、重要人物の重要地点への出現としてリアルタイムで警察に通報するシステムだ。これは２４時間稼働し、もし容疑者としての確認が取れたら、直ちにその人の情報や位置情報を警察に通報する。このシステムはすでに２４の省で実際にオンライン化されており、公安の作戦変革を引き起こしたとされる。