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上海

新規則登場!上海では来年3月から公共の室内空間「全面禁煙」へ、

2016年11月29日 9:49
 提供:上海市観光局 編集者:兪静斐

 上海市第十四期人民代表大会常務委員会33回会議において11月14日午前「上海市公共空間喫煙コントロール条例」修正案に関する決定が採択された。新規則によると、上海市における公共の室内空間、室内の作業場所、公共交通機関内での喫煙は全面禁止となる。新規則は来年3月1日から実施される。

 室内空間での全面禁煙:レストラン「喫煙コーナー」、会社の「喫煙室」も全面禁煙となり、過去の遺物となる。

 修正前の規則において、レストラン、ホテル、娯楽施設、公共交通機関などで許可されていた喫煙コーナーが「室内空間の全面禁煙」に切り換る。これが今回の新規則の最大の変化である。設置されていた「喫煙室」が徐々に取り除かれ、過去の遺物となる見通しとなった。

 6種類の室外空間でも禁煙

 「室内空間の全面禁煙」のほか、以下の6種類の室外公共エリアでも禁煙となる。

 1、託児所、幼稚園、小中学校、少年宮(少年少女の文化活動施設)、青少年活動センター、教育研修機関、児童福利院などの未成年が主に活動する公共の場所

 2、婦人·幼児保健院(所)、児童病院

 3、体育場·体育館、コンサート会場の観客席とその競技、公演エリア

 4、社会に開放される文化財保護施設

 5、人が集まる公共交通機関などの待ち合いコーナー

 6、法律、法規、定款に規定されたその他の公共の場所。

 新規則に基づき、市及び区人民政府は大型イベントの需要に基づき、その他の公共の場所における室外区域に臨時禁煙エリアを設けることができる。

 室外の喫煙スポット:メイン通路から遠く、灰皿を設置する。

 上記のほか、その他の公共の場所、作業場の室外エリアは、条件を備えた場所に喫煙スポットを設立することができる。喫煙スポットの設定は以下の4条の規定に合致しなければならない。

 1、人が集まる場所と通行人が必ず通らなければならないメイン通路から遠いこと。

 2、喫煙スポットの標識、ガイド標識を設置し、喫煙スポットにおける喫煙による健康危害に関する警告標識を設置すること。

 3、煙草の灰、吸い殻などを収集する器具を設置すること。

 4、消防安全要求に合致すること。

 規則に違反した個人に50-200元の罰金を科し、ホットラインでの通報を奨励する。

 規則規範の懲罰において、禁煙範囲において規則違反があった団体組織(企業)に対しては、2,000元~30,000元の罰金に処する。禁煙場所で忠告を聞かず喫煙した個人に対しては、50~200元の罰金に処する。

 規則違反行為に対して、団体組織(企業)と個人は市民ホットライン「12345」を通して通報することができる。

 人民代表大会の審議過程において、室内公共エリアでの喫煙コントロールに対する法執行問題を懸念する意見が多かった。このため、新規則では、衛生·計画生育(家族計画)行政部門が上海市の公共場所での喫煙コントロール作業の主管部門となる。教育、文化広播影視(文化放送映像)、体育、観光、食品薬品監督、交通、商務、公安、住房城郷建設(住宅·都市農村建設)、文化綜合執法などの行政管理部門が共同で喫煙コントロール監督管理作業を実施する。