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上海

兪彭年会長に旭日小綬章を授与=上海総領事館

2016年11月18日 15:53
 提供:東方ネット 編集者:範易成

  在上海日本国総領事館公邸でこのほど、勲章伝達式が行われ、片山和之上海総領事より、兪彭年(ユ·ホウネン)·上海市人民対外友好協会副会長、上海市日本研究交流協会会長に対して勲章を伝達した。

  兪会長は、日本で生まれ育ち、1953年の16歳の時に、新中国建国に憧れて、日本を離れ、中国に戻られた。そして、生涯をかけて、第二の故郷である日本と祖国中国の友好交流促進に力を注いでこられた。

  1983年より上海市人民政府外事弁公室副主任、上海市人民対外友好協会副会長を務められた際の特に大きな功績の一つが、1996年の上海市と長崎県との友好交流関係樹立だ。当時、長崎県は福建省と、上海市は大阪府との間で、すでに正式な姉妹都市関係をそれぞれ締結していたため、長崎県と上海市は、正式な形の姉妹都市関係を結ぶことができなかったのだが、兪会長の尽力のもと、姉妹都市に準ずる形の交流関係が結ばれた。今年は、友好交流関係樹立から20周年という節目の年であり、兪会長が築いた縁を礎に、交流関係は現在もますます活発に発展を続けている。

  兪会長は、ほかに、教育者、学者としても多くの功績を残されてきた。上海外国語学院(現在の上海外国語大学)では、20年以上にわたり、当地の日本語教育に尽力された。また、上海市日本研究交流協会の設立のほか、上海市日本学会の会長も14年務められ、上海での日本研究の発展に寄与された。上海市政府退職後には、長崎県立シーボルト大学で、9年間教鞭を執られ、日中学生交流にも非常に熱心に取り組まれた。

  兪会長は、式典での挨拶の中で、「中日関係には一生の絆が結ばれており、今後も力を尽くしたい」と表明した。

  上海市対外友好協会関係者、上海外国語大学関係者、上海市日本研究交流協会関係者、上海市日本人コミュニティの代表者等参加した。

(編集:章坤良 写真も)