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上海

上海人の記憶の中の中秋節

2016年9月15日 13:09
 提供:東方ネット 編集者:曹俊

 中秋節の別称は「八月半」。これは老上海人の呼び方だ。旧暦8月15日、月が空に明るく輝く夜、月餅を食べながら木犀酒を飲んで月を楽しむのだ。


現在、杏花楼月餅を購入するのも列を並ぶ必要はある

 記憶の中では、月餅を買うのに列を作らなければならない。広東式の月餅と言えば杏花楼が看板だ。30年前、中秋節に広東式の月餅があったら「おしゃれ」と言えただろう。

 1979年9月25日、上海市民は上海冠生園製造の月餅を購入している。この年、上海冠生園は16年ぶりに月餅の生産を復活させた。

 

 上海人に最も好まれるのは、赤いハンコが押してある、皮がさくさくで中身は肉がたっぷりの月餅(鮮肉月餅)。中秋節が近づくにつれて、老大房、王家沙、光明邨などの店には今でも長い行列ができる。作っても作っても次々と売れてしまうので、数時間並ぶのは必至だ。

 

 中秋節というと、サトイモと枝豆が欠かせない。サトイモと枝豆を鍋で一緒に煮たものには特別な味わいがある。

 

 それにアヒルスープを忘れてはいけない。塩漬けの筍入りのスープは美味しくてたまらない。 

 丸い月を囲んで、家族が丸く集まる。好きな料理を作ったり、おいしい月餅を食べたり、みんなで最近のことを話し合ったり。これぞ幸せというものだろう。

(編集:曹 俊)


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