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初の外商独資資産管理会社が上海自由貿易区に設立

2016年 9月 7日17:17 提供:東方ネット 編集者:兪静斐

 JPモルガン·チェースが6日、上海自由貿易区で独資資産管理会社·モルガン資産管理(上海)有限会社を設立したと発表した。

 工商登録情報によると、モルガン(上海)の登録資本は僅か100万ドル、出資者はJPMORGAN ASSET MANAGEMENT(ASIA)INC.だ。

 同社中国区総裁の王琼慧氏によると、上海自由貿易区で子会社を設立する目的は、自由貿易区の政策を利用して、関係する業務の営業許可を得てクロス金融サービス分野で先駆けるためだ、とのことである。

 王氏は「上海はモルガンの主要顧客、パートナー、そして資本市場の居場所であり、地の利がある。そして各級政府、金融弁公室の企業へのサポートもあり、自由貿易区の市場化や開放の程度においても信用できる」と話した。

 モルガン資産管理(上海)有限会社は設立後、QDLPの資格を申請するとのことだ。QDLPとは国内の投資家に対して人民元資金を募集し、集めた人民元資金を外貨に交換して海外市場に投資することを許可するものである。

 上海自由貿易区研究センターの陳波副主任は、「資産管理は国外においては銀行の利益の中心で約30%~50%を占め、サービス対象は富裕層である。将来、中国の富裕層もこのルートを通して海外投資が可能になる。例えば中国香港の保険を購入し、アメリカ上場のアリババ株を買うなどだ」と述べた。

 一方陳氏は、「おそらくリスクなどを考えてのことだろうが、現在の解放程度から見て、このサービスの対象者は機関投資家となっている。しかし将来QDLP業務の対象は個人に変わるだろう」と指摘した。