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上海ディズニー、80元のハンバーガーセットは高額か?

2016年 5月 18日14:27 提供:チャイナネット 編集者:範易成

  国内外から注目されている上海ディズニーの試験営業が始まり、1週間以上が経過する。多くのネットユーザーから好意的なコメントが寄せられているが、SNSでは次のような情報が広く伝わっている。園内で売られている小籠包が「バカ高い」せいで、「人気検索ワードランキング」に入った。それから各地から初めて上海ディズニーを体験しに来た人が、みな泣いて気絶し帰れなくなったというのだ。小籠包はどれほど高いのだろうか、「泣いて気絶」は本当だろうか?ディズニーは本当に「バカ高い」のだろうか、それとも合理的な価格設定なのだろうか?

  確かに1個6元の小籠包、80元のハンバーガーセットは、お手頃とは言えない。家族で遊びに来れば、交通費を除いても数千元は必要で、内陸部の観光客が「泣いて気絶」するのも無理はない。

  人々の価格への感覚は、その所得水準と関連している。例えば高所得層ならば高級レストランの飲食費を受け入れられるが、低所得層はまったく話にならない。市場の価格を決めるのは、コスト、ターゲットの消費能力と意向だ。ディズニーも例外ではない。 しかし香港や東京のディズニーランドに行ったことのある人ならば、園内の混雑ぶりと長い待ち時間が印象的だったはずだ。入園料はさらに高く、飲食費も安くないが、それでも観光客が後を絶たない。香港ディズニーのレストランは、食事時になると列に並ぶ必要がある。需給関係から見ると、ディズニーの価格設定には市場の基礎があり、思いつきで決めたわけではないことが分かる。上海ディズニーの飲食費を見ると、1個6元の小籠包はやや高めの価格設定だ。徐家匯港匯恒隆広場の鼎泰豊では、「特色豚肉小籠包」が10個60元で出されており、1個にすると6元だ。ディズニーの価格は最高額ではない。

  レジャー施設のディズニーランドは、大衆向けの低ランクの施設ではない。ディズニーは広く影響を及ぼしており、低所得層の方がディズニーを支持しているほどだ。市場を開拓し影響力を高めるため、ディズニーも低·中所得層を取り込もうとしている。しかし市場の需給設定には、価格のハードルが必要だ。これはすべての商業機関にとって必要なことだろう。

  しかもディズニーの価格は、常にフレキシブルに調節されている。各地のディズニーの運営状況を見ると、入園料と食費は市場の状況に応じて調節されている。香港ディズニーを例とすると、現地で反対の声が上がっても、入園料を引き上げた。試験営業中の価格設定は、一種の探りかもしれない。1個6元の小籠包、80元のハンバーガーセットが高いかどうかについては、ディズニーが最終的に市場を見て判断することだ。