中国語|English

上海

サイクリングの醍醐味を感じる上海横沙島

2015年10月8日 16:44

サイクリングの醍醐味を感じる上海横沙島

上海横沙島にあるサイクリングマーク

  国慶節大型連休中、上海サイクリング愛好者20数人が上海で「一番美しい島」と呼ばれる横沙島へ足を運んだ。それなら自転車に乗って時速10kmのゆったりペースでサイクリングを楽しみながら、3時間以上をかけて沿路に見える水牛とアヒルの群れや蜜柑畑、のどかな風景をサイクリングの醍醐味を感じていた。

  横沙島と崇明島、長興島三島は、長江に流れる土砂が堆積して生まれた。崇明島が出現したのは、唐の時代の武徳元年(618年)と比べ、横沙島が200年未満だ。13年前、上海市で崇明三島の開発に関する提案が行なわれた。その内容では、上海市において三島が、農業、環境保全及び観光事業において重要な役割を与えている。そして現在、2020年までの開発計画に基づき、三島の開発が進められているのである。  

 09年10月末、崇明島と長興島を結ぶ上海長江大橋、長興島と上海を結ぶ上海長江トンネルが完成し、三島の開発は加速的に進み始めた。上海市が、この横沙島を新しい農村と位置づけていて、自然生態に配慮した整備を進めているエリアでもある。

 横沙漁港は、農業部(省)に認められた国家1級漁港で、東西両側に横沙島と長興島による天然の壁があり、自然条件に恵まれた漁船の避難場所となる。この漁港をもとに大型総合的レジャープロジェクト「長江第1ビーチ」が建設される。国家1級漁港と1000メートルの砂浜、1.5平方キロメートルの後背地、3.5平方キロメートルの漁村が含まれ、飲食·レジャー、観光、海洋文化展示を一体化した総合リゾート地となる。

 上海市土地企画局によると、上海市民が地下鉄で横沙島へ行くことが可能になる。未来に軌道交通19号線は崇明島陳家鎮に延長するが、当該軌道交通の支線は横沙島に伸ばすことになる。

 




(章坤良  写真も)

444