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評論

中国の経験が手本に 貧困対策に世界が注目

2020年5月28日 21:04
 提供:新華網日本語

中国は2020年の「両会」(全国人民代表大会と中国人民政治協商会議)で、小康社会(ややゆとりのある社会)の全面的完成と貧困脱却堅塁攻略の目標任務の達成を確保すると世界に発信した。中国の経験と知恵は世界の貧困削減事業に多くのヒントをもたらすだろう。

2012年11月に開かれた中国共産党第18回全国代表大会(十八大)以降、中国は「的確な貧困対策」の新時代を切り開いてきた。貧困人口は12年末の9899万人から19年末には551万人に減った。貧困発生率は10・2%から0・6%に低下し、貧困人口の減少数は7年連続で1千万人を上回った。

世界銀行は「人類史上最も偉大な事の一つだ」と評価した。

世界中のどの国もこれほど短い期間にこれほど多くの人を貧困から脱却させたことはない。このことは中国と世界にとって重要な意義を持つ。国際社会は中国の貧困脱却の経験に高い関心を示している。

18年の第73回国連総会で採択された農村の貧困撲滅に関する決議案には、中国が提唱する的確な貧困対策と実践が盛り込まれた。グテレス国連事務総長は、中国の経験は他の発展途上国にとって有益な手本になると述べた。

中国は一貫して世界の貧困削減事業の積極的な提唱者で有力な推進者でもある。一貫して貧困削減分野の国際的な協力を推し進め、貧困削減の経験に関する交流を強化してきた。

ホルヘ・チェディエック国際連合南南協力事務所(UNOSSC)代表兼事務総長特使は「UNOSSCは中国と積極的に協力し、実効的で具体的な南南協力を実施することで貧困撲滅を後押しする」と語っている。

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