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日中両国は手を携え国際社会の安定繁栄を守るべきだ 植野篤志駐中国公使

2019年 11月 21日17:04 提供:新華網日本語

20日、講演する植野篤志駐中国公使。(新華社記者/許芸潁)

日本の植野篤志駐中国公使は20日午前、新華社世界問題研究センターの招きに応じ、新華社本社ビル(新華社新聞大廈)で「当面の日中関係の状況および展望」と題した講演を行った。

植野氏はまず、中日関係が正常な軌道に戻った原因を分析。①深刻な対立時期を経た後に双方が得た「協力あっての互恵」という再認識②両国が協力し世界の平和と繁栄に貢献すべきだとする国際世論の高まり③民間交流にけん引される形での政府間関係の改善-の3点を挙げた。

一方で、関係改善の勢いは新たな段階に達したものの、相互間の利害関係や立場の相違は依然存在していると指摘。「両国は永遠の隣人だが立場の相違があるのは当然」ということを両国が共に認識する必要があるとの考えを示した。また、従って両国はさらに対話を堅持し、相手の主張に耳を傾け、対立と相違を解決していく必要があると述べた。

大阪で開催された20カ国・地域首脳会議(G20大阪サミット)で安倍晋三首相と習近平(しゅう・きんぺい)国家主席が会談したことについては、ハイレベルの往来をさらに活発にし、相互理解と相互信頼を増進させる必要があると指摘。経済など各分野の実務協力をさらに拡大し、民間交流を促進すべきであり、特に両国の将来を担う若い世代の交流に力を入れなければならないと語った。

また、両国はアジアと世界の経済大国として、手を携えて国際社会の安定と繁栄に取り組まなければならないとも述べ「自由貿易体制が絶えず挑戦を受ける中で、両国は自由で公正な貿易体制の擁護と発展に努めるべきだ。自由で開かれた国際秩序と世界平和を守る責任を負わなければならない」との考えを示した。(記者/許芸潁)

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