ようこそ、中国上海!
2017CSR

Home >> 新着 >> 評論

新しい出発点から長期に渡り安定した中韓関係を推進

2017年 12月 18日11:09 提供:新華網日本語

習近平国家主席は14日、中国を訪問中の韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領と会談を行い、新しい出発点に立つ中韓関係の発展にトップレベルデザインと戦略先導を行った。両国首脳は中韓関係の進むべき方向性を的確に把握し、長期に渡り安定した関係を維持することで一致した。

朝鮮半島情勢が極めて敏感な時期に中韓の元首会談を行うことで、現在の複雑で危険な局面にポジティブなエネルギーが注がれ、朝鮮半島問題の平和的解決に向け新たな原動力を付け加えられた。

文在寅氏の今回の訪中は、同氏が今年5月に大統領に就任して初めての中国訪問で、米軍の高高度防衛ミサイル(THAAD)の韓国配備問題で両国関係が冷え込んで以来初となる同国大統領の訪中のため、注目を集めていた。国際社会では今回の訪中により両国の相互信頼関係が修復され、もやから脱出し協力・ウィンウィンの新時代に向かうことが期待された。

遠くの親戚より近くの隣人。「永遠の隣国」である中韓関係の重要性は言うまでもない。両国民の友好的交流と相互扶助は長い歴史を持っている。

両国は、朝鮮半島問題や共に歴史真相の尊重、第2次世界大戦の勝利の成果保護などの面で、共通の立場と目標を有し、地域の平和と安定の維持に重要な役割を果たしてきた。

だがこの1年余り、中韓関係は「THAAD」問題で「急転直下」し、政治関係の冷え込み、経済貿易協力の挫折、国民感情の悪化など、国交樹立25年以来最大の危機に陥った。韓国は「THAAD」問題が両国関係に重大な影響を与えていると認識し、世界に向けて丁重な態度を表明した。中国も大局に目を向け柔軟な処置を取り、両国は「THAAD」問題を段階的に解決することで合意した。両国関係がどん底から脱出し、徐々に暖かい関係を取り戻せるかは、韓国が自ら宣言したことを守り、やり遂げるか否かにかかっている。

相互尊重は中韓関係の安定を保つ基盤で、相違を適切に処理することによって両国関係の回復は保証される。未来像を描くことは両国関係を長期に渡り安定して発展させる原動力になる。中韓関係の発展を妨げる障害を取り除くことは、両国の共通の願いであり、互いの共通の利益にも合致するものである。

初心を忘れず、誠実な行いをすれば目的が達せられる。この初心の中核は両国民の福祉を思うことで、互いの核心的利益を尊重し、誠心誠意向かい合うことである。この初心を維持することで、中韓関係が正しく導かれ、方向を見失うことはなくなる。中韓両国が手を携えあらゆる障害を乗り越え、正しい方向に沿って前進し、両国の美しい未来を切り開くことを期待する。

当社のコンテンツは著作権法によって保護されます。無断転用、複製、掲載、転載、営利目的の引用は禁じます。