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安倍首相がトランプ氏と面会 野党が「気をもんでいる」と批判

2016年 11月 22日13:21 提供:新華網日本語

新華網北京11月22日(記者/陳立希)日本の最大の野党、民進党の野田佳彦幹事長は、安倍晋三首相が他国の指導者に先駆けて米国の大統領に当選したドナルド・トランプ氏と会談したことを、「あまりにも焦り過ぎ」とみなしている。

トランプ氏は今月8日に行われた米大統領選挙で勝利し、米国の次期大統領となった。安倍首相は17日の晩、ニューヨークでトランプ氏と約90分会談し、トランプ氏が大統領選の勝利後に最初に会談した外国首脳となった。共同通信社は20日、野田幹事長が19日、埼玉県で行われた民進党の集会で、「個人の尊厳と自由、民主や法治などの基本的価値観」をめぐって、トランプ氏と共通認識に達することができるか、世界中がみな慎重に見守る中で、安倍首相はトランプ氏との面会を果たしたとの見方を示していたと報じている。

野田幹事長は「首相と外務省は焦り過ぎだのではないでしょうか」と述べ、「今の米国の大統領は(バラク・)オバマ氏です。オバマ大統領の在任中にトランプ氏と会談するのは国際マナーに反します。少し会っただけで(トランプ氏は)『信頼できる指導者』などと言ったのは本当なのでしょうか?」と述べた。

野田幹事長は、非常に驚いたとも述べている。

民進党の蓮舫代表は、安倍首相が米国の当選大統領と会見したからには、責任についてどのような問題について協議し、首相がどんな主張を行ったかについて民衆に説明する義務がある。しかし、安倍首相はトランプ氏との会談後に、単に「基本的な考え方とさまざまな課題について」話したにすぎないと表明している。

日本の外交関係者は、安倍首相とトランプ氏の会談は佐々江賢一郎駐米大使がトランプ氏の娘婿に働き掛け、実現に努めたと伝えている。

トランプ氏に対する評価について、安倍首相は会談後メディア記者に「同盟関係というのは信頼がなければ機能しないです。トランプ氏は信頼信頼できます。」と述べている。

安倍首相はまたトランプ氏にゴルフクラブ(ドライバー)を贈り好意的な態度を示した。

安倍首相がトランプ氏と彼の当選前の会談には至らず、民主党の大統領候補、ヒラリー・クリントン氏と会談しただけだったことに対し、日本の高官は、以前調整を試みたが、スケジュール的に手配できなかったと語っている。日本側はトランプ氏が7月に米共和党の大統領候補に正式に指名され大統領選挙に参加した後、すでにある程度の準備を整えていたという。

日本の菅義偉官房長官は18日、メディアの取材に応じた際「私たちはトランプ氏に対しかなり多くの研究を行い、例えば彼に影響を与えた人物の研究などを行いました」と語っている。安倍首相は参院特別委員会で、一連の公開されていない外交努力を行ったと強調していた。

(新華社より)