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大洋を隔てていても、中国とペルーはますます近くなり

2016年 11月 17日12:21 提供:新華網日本語

新華網リマ11月17日(新華社記者/賈安平張国英)クチンスキー大統領の招きに応じ、中国の習近平国家主席がまもなくペルーを公式訪問する。

「アンデス山脈のコンドル」ペルーは南アメリカ大陸の西部に位置し、中国と太平洋を隔てている。当国はラテンアメリカ諸国で華人が最も早く移民し、新中国との国交を最も早く樹立し、また中国への経済貿易往来を最も早く展開させた国の一つだ。今では、中国・ペルーの全面的戦略パートナーシップの発展が加速しつつある。両国人民の心の中で、中国とペルーの間には兄弟のような友情がある。

  政治的相互信頼が強まる

1971年の国交樹立以来、中国・ペルーの関係は一貫して健全且つ安定した発展を維持してきた。2008年に中国とペルーの戦略的パートナーシップが確立され、二国間関係の発展は「追い越し車線」に入った。2010年には、中国とペルーの自由貿易協定が正式に発効した。2013年、当時のペルーのウマラ大統領の訪中期間中、習近平主席とウマラ氏は、中国・ペルーの関係を全面的戦略パートナーシップに昇格させると共同で発表した。これは新たな情勢の下で両国の指導者が関係の長期的な発展に着目して行った戦略的意思決定で、中国・ペルーの関係の新たな段階を切り開いた。

今年の7月にペルーの大統領に就任したクチンスキー氏は9月に中国を訪問した際、「私が大統領就任後の初の訪問先として中国を選んだのは、中国が独立自主の発展の道を堅持し、自身の努力で世界第2の経済体と国際事務における重要な国になったことをペルー人民が敬服しているからです。」と述べていた。

  経済貿易協力が日増しに緊密に

政治的相互信頼は中国とペルーの実務的協力、特に二国間の経済貿易関係に強固な基盤を築いた。ここ数年、中国とペルーの二国間貿易が絶えず増加している。ラテンアメリカ地域で唯一中国と全面的戦略パートナーシップを確立し、包括的自由貿易協定を締結した国として、ペルーは中国・ペルーの関係発展を推進する面で際立った地位にある。目下、中国はペルーの最大の貿易パートナー且つ最大の輸出市場で、ペルーは中国が国際生産能力協力を展開する最初の重点国の1つになっている。

  人文交流が持続的に向上

ペルーは華人が最も早く到着し、居住者数が最も多いラテンアメリカ諸国の一つだ。現在、3000万人の人口を擁するこの国では、華人の血筋を持つ人口が300万を占め、華僑華人は中国とペルーの感情を繋ぐきずなであり、中国とペルーの文化交流の使者でもある。

ここ数年、中国とペルーの人文交流の形式は一層多様化し、内包がより豊かになっている。中国とペルーは2013年に政府間の文化交流協力実行計画を締結した。現在中国側はペルーに4ヶ所の孔子学院を設置し、両国の大学が相手国に文化研究センターを相互に設置しいる。中国とペルーは互いに相手国で数百人の留学生を育成し、彼らがすでに両国の交流における友好の使者となっている。

  実務的協力の潜在力は巨大

中国とペルーは共に発展途上国で、いずれも構造調整、成長維持の課題に直面している。これらの課題も両国の今後の協力に幅広い空間を与えている。

オブザーバーは、今後中国とペルーが二国間関係を発展させる際には、双方の実務的協力の推進に力を入れ、協力分野を絶えず広げていくべきだとみなしている。

(新華社より)