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福島の放射能漏れはコントロールできているのか、小泉元首相が安倍首相の「嘘」を厳しく批判

2016年 9月 9日15:49 提供:新華網日本語

(写真はネットより)

新華網北京9月9日  日本の小泉純一郎元首相は7日、現任の安倍首相が先日、福島原発の放射能漏れを「コントロールされている」と発言したことについて、全くの嘘だと批判した。

安倍首相は2013年9月に東京五輪招致のプレゼンテーションで、2011年に3・11東日本大震災と津波が起きた後、福島第一原発で放射能漏れが発生したが、「コントロールされている」と語った。当時、日本国内で安倍首相の発言は嘘だと批判する多くの声が上がった。

日本の共同通信社は7日、小泉元首相は同日、日本外国特派員(記者)協会のイベントに出席した際に、安倍首相の当時の発言は「嘘」で、福島第一原発は現在、「依然としてコントロールされていない」と語ったと報じた。

共同通信社は福島での放射能汚染水の放出をいかにして阻止するかは、依然として日本政府が直面する厳しい試練の一つだと評じた。

安倍政府は2030年までの日本の20%の電力供給を原子力発電に切り換えるという目標を定めている。一方で、小泉元首相は安倍首相とその政府の福島原発事故対応の後続措置に不具合があると何度も批判している。

福島原発事故をめぐり、小泉元首相は7日、米国側が日本の東京電力を相手に起こした集団訴訟を支援した。

駐日米軍は2011年に日本の東日本大震災及び津波の救助作業に参加した。このうち、数百人の米軍兵士がその後で、被爆が原因で白血病、脳腫瘍及び多種類のがんを発症したと訴えている。これらの米軍兵士は2012年に集団訴訟を起こし、東京電力を提訴したが、裁判は現在も進行中になっている。

米軍は東京電力は当時、放射能漏れの状況を速やかに告知しなかったため、米軍が救助活動を計画する際に、合理的に策定することができなかったと説明している。AP 通信社によると、原告のうち7人が病気で亡くなっている。(楊舒怡/新華社特集記事)

(新華社より)