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中国とASEANの関係はより積極的な方向へ向かって発展するだろう——シンガポール国際問題研究所の戴尚志所長を独占取材

2016年 9月 6日11:49 提供:新華網日本語

新華網北京9月6日(新華社記者/包雪琳)「中国と東南アジア諸国連合(ASEAN)の関係は貿易面をはるかに超え、双方はすでに深く、緊密な関係を樹立しており、中国とASEAN諸国の協力は深化し続けることが可能です。」とシンガポール国際問題研究所の戴尚志所長は、先日新華社記者の独占インタビューに応じた際語った。

中国国務院の李克強総理は6日にラオスの首都・ビエンチャンへ赴き、第19回中国-東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議並びに中国-ASEAN対話関係樹立25周年記念サミットを含む東アジア協力をめぐる一連の首脳会議に出席する。

ここ数年、中国とASEANの関係は急速発展の軌道に入っている。中国の指導者は東南アジアを訪問した期間中、21世紀海上シルクロードの建設や中国-ASEAN運命共同体の構築の提案、及び「2+7協力の枠組み」を提起してきた。中国-ASEAN自由貿易区のアップグレード版に関する議定書はすでに発効しており、中国はまた中国―ASEAN投資協力基金や瀾滄江-メコン川協力メカニズムなどの措置を通じてASEAN諸国の発展も助力した。

戴所長は中国の指導者が提起した「一带一路(シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード)」建設の提案と中国が設立を推進したアジアインフラ投資銀行(AIIB)について特に言及した。戴所長は次のように見なしている。インフラ建設の完備や相互接続の強化が重要な意義を持つ。「貿易協定の目的は、相互接続を推進する政策にありますが、物理的な意義での繋がりはなく、政策が役割を果たすのは非常に難しいでしょう。」

戴所長は、「一带一路」の提案やAIIBの設立などを含めて、中国側によるさまざまな措置は、中国が現在協力を開拓し新たな空間を切り開くために努力していることを示している。「中国更にはASEAN諸国の努力が、中国とASEANの関係をより積極的な方向へ向けて発展させていくでしょう。」と語っている。

(新華社より)