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米国には国際法の問題で他国に説教する権利はない―米国の著名弁護士フェイン氏を独占取材

2016年 7月 26日23:17 提供:新華網日本語

  新華網ワシントン7月26日(新華社記者/周而捷)米国の著名な国際弁護士、ブルース・フェイン(BRUCE FEIN)氏は先日新華社記者の独占インタビューに応じた際、米国は国際の事務において中長期にわたり「帝国的思考」を固守し、ダブルスタンダードを励行してきたので、国際法の問題で他国に説教する権利は全くないとの見方を示した。

  フェイン氏は、米国は長期にわたり至る所で他国に国際法を遵守するよう求めてきたが、自分は国際ルールという束縛から極力逃れ、強権に頼って思いのままに事を処理している。これでは徹頭徹尾ダブルスタンダードだろうと語った。

  先日終了した南中国海仲裁案について話が及ぶと、フェイン氏は仲裁裁判所は常設機構ではなく、事件に対応するために臨時に設立されたもので、仲裁員も臨時に指定されており、仲裁がフィリピンの一方的な主張を根拠として信じたことは、仲裁案全般を一層政治化させたとの見方を示した。

  南中国海仲裁案の臨時仲裁裁判所がいわゆる裁決を発表してから、米国は裁決が法的拘束力を持つため、中国とフィリピンの双方が仲裁結果を遵守するよう望んでいると表明した。フェイン氏は、「米国自身は『国連海洋法条約』の締結国さえではないのに、他国に対してとやかく言う資格がありますか?」、「米国に道義上の権威を与え、数千マイル離れた海域の法執行者を務めさせたのは誰なんでしょうか?」と語っている。

  フェイン氏はまた米国のアジア太平洋地域での軍事政策を批判した。フェイン氏は、米国によるフィリピンやベトナム、日本などの国との軍事や安全上の繋がりの強化、及び韓国での高高度防衛ミサイル「(THAAD)」の配備といった措置は、明らかに中国包囲を目的としたものだとみなしている。フェイン氏は米国側に理性に回帰し、「帝国的思想」や米国の特殊論的な思想モデルを捨て去るよう呼びかけている。

  (新華社より)