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アジアの特色を備えたセキュリティー・ガバナンスモデルの構築を推進——専門家が習近平主席のアジア信頼醸成措置会議(CICA)第5回外相会合開幕式での談話を解説

2016年 5月 3日10:53 提供:新華網日本語

  

  新華網北京5月3日(新華社記者/王慧慧、李汶羲)習近平国家主席は28日、アジア信頼醸成措置会議(CICA)第5回外相会合の開幕式に出席して重要談話を発表し、次のように強調した。共同、総合、協力、持続可能なアジアの安全観を堅持して実践し、共通認識を集結させ、対話を促進し、協力を強化し、アジアの特色を備えたセキュリティー・ガバナンスモデルの構築を推進し、アジアの平和と繁栄の明るい未来をともに創設しなければならない

  国際問題の専門家は次のような見解を示した。中国は2014年5月のアジア信頼醸成措置会議(CICA)上海サミットでアジアの安全観を提示した後、アジアの信頼醸成の発展のプロセスに対して又一つ重要な貢献を果たした。習近平主席の談話は、アジアの安全をめぐる対話と協力を深化させ、地域と平和、安全及び安定を擁護するために積極的で建設的な役割を発揮すると見られる。

  「習近平主席の会議出席は、中国がアジアの安全を重視する姿勢を表している。中国がアジア信頼醸成措置会議(CICA)の主催国を務める期間に、アジアの安全が実質的に一歩前進し、国際及び地域の平和が着実に進展することを希望する。」中央党校国際戦略研究院の高祖貴副院長はこう語った。

  アジア経済は世界をリードし、世界の発展の全局における戦略的地位も絶えず上昇しているが、アジアは局部的に混乱、衝突及びテロリズムなどの脅威にも直面しており、地域の安全方面の協力強化が求められている。習近平主席はアジアの平和と安全を実現するため、アジア運命共同体の構築、異なる文明の交流と相互学習の推進、対話と協議による紛争の平和的解決の堅持、地域の特徴に合わせた安全の枠組みの検討と確立などを含む4つの主張を提示した。

  専門家は次のような見解を示した。アジア運命共同体構築の提唱は、主に周辺国の安全と危機管理を共同で行い、運命を連結させることを強調しており、文明交流と相互学習を提唱するのはアジア各国に異なる文明、宗教及び豊富で多彩な文化と伝統があることを考慮したものだ。これを受けて、習近平主席はアジアの多様性を交流と協力に拡大するエネルギーに転化することは、特殊で重要な意義を持つと提示した。

  中国国際問題研究院の阮宗澤常務副院長は次のように認識している。アジアのセキュリティー・ガバナンスモデルはアジアのニーズに適合する必要があり、観念において共同の安全に着目し、相互尊重、協議による一致、各国の快適度に配慮するアジア方式を堅持しなければならない。構造的に、少数の国ではなく、すべてのアジアの国を考慮する必要がある。

  朝鮮の核問題、アフガニスタン問題、シリア問題、パキスタンとイスラエル問題、イランの核問題などのアジアの安全情勢に関連する一連の関心の高い話題は国際社会に高度に注目され、中国はこれらの問題の解決を推進するために積極的に努力している。

  南京大学国際関係研究院の朱鋒院長は、次のような見方を示した。平和的な交渉を通じ、解決プランを腰を据えて検討してはじめて、持続可能な平和を実現できる。中国は地域安全への注目の度合いを「低下」させることと対話の促進において極めて重要な役割を担っている。

  (新華社より)