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李克強総理のボアオ・フォーラム講演の七つの注目点

2016年 3月 28日11:24 提供:新華網日本語

  

  新華網北京3月28日中国政府網の報道より。

  1.

  李克強総理はボアオ・アジア・フォーラム2016年年次総会開幕式での講演で次のように述べている。アジアが急速な成長を実現させた重要な原因の1つは、全体的な平和と安定の維持だといえる。戦後アジアの発展の過程と経験は、どのような発展段階にあっても、我々は善隣友好を堅持し、いくらかの小さな摩擦や矛盾によってそれが妨げられるべきではないということを我々に啓示している。対話と協力こそが「金の鍵」だ。

  2.

  李克強総理は博鰲アジアフォーラム2016年年次総会開幕式の講演で、次のように述べた。世界各国がマクロ政策の協調を強化し、より多くの友好増進政策を講じて、政策調整で生じる波及効果を回避することを希望する。中国側はアジア金融協力協会の設立準備を積極的に提唱し、各方面と協力してアジア金融市場の建設を改善し、大規模な地域における金融の変動が再発しないように共同で防止することを望んでいる。

  3.

  李克強総理は博鰲アジアフォーラム2016年年次総会開幕式の講演で、次のように述べた。アジアの振興は誰も落伍してはならない。中国は地域諸国の実際のニーズに合わせて、インフラ、工業設備などの分野で生産能力の提携を行うことを望んでいる。東アジア地域包括的経済連携(RCEP)はアジアのメンバーが最も多く、最大規模の地域貿易の枠組みであり、我々は2016年に交渉の完了を目指すべきだ。

  4.

  李克強総理は博鰲アジアフォーラム2016年年次総会開幕式の講演で次のように述べた。開放と包容はアジア文化の根底と言える。中国側はアジア文明対話大会の開催を提唱し、各国と地域組織の積極的な参加を歓迎する。地域発展が困難なときほど、各国は友好と伝統から経験を汲み取り、共同の追求から知恵を凝集し、アジアの共通認識を大いに発揚させる必要がある。

  5.

  李克強総理は博鰲アジアフォーラム2016年年次総会開幕式の講演で、中国経済は構造調整の改善と転換の過程にあり、各自の見解の差異は回避できないと述べた。中国経済については、第一に、全体を見て、第二に動向を見て、第三に長期で見る必要がある。我々が困難を回避しないこと自体が自信の表れと言える。我々には自信があり、手段もある。全体を見ると、中国経済は希望が困難よりも大きい。

  6.

  2年前に李克強総理は博鳌で「滬港通」(上海と香港の株式市場の相互乗り入れ)を適時に開始すると発表した。李克強総理は今回、博鳌アジアフォーラム2016年年次総会開幕式で、今年は時機を選んで「深港通」を打ち出すと宣言した。李克強総理は開放も改革だと述べた。我々はサービス業、金融業などの分野の開放を秩序ある拡大することを含める対外開放の推進に注力し、中国をビジネス環境がより優れた外資系企業投資に最も適した国に築き上げる。

  7.

  李克強総理は博鳌アジアフォーラム2016年年次総会開幕式で、我は昨晚、高速列車で博鳌に来たが、高速列車は先頭車両がけん引するだけでなく、各車両にも動力がある。中国経済は安定して遠くまで進み、最低でも次の3つの方面の動力を備える必要がある。第一は、改革開放から、第二は構造調整、第三は民生改善になる。新しい活力を引き出し、新しい未来を獲得することは、待つのではなく、実践することだ。

  (新華社より)