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中国の主張・発展の推進・法に基づく管理——海外の専門家が習主席のインターネット大会での演説について熱く議論

2015年 12月 18日16:56 提供:新華網日本語

  

  12月16日、第2回世界インターネット大会が浙江省の烏鎮で開幕した。中国の習近平国家主席は開幕式に出席し、主旨演説を発表した。

  16日に開かれた第2回世界インターネット大会の開会式で、中国の習近平国家主席が基調演説を行い、サイバースペースの運命共同体を共同構築するという主張を明確に提起し、海外の専門家の注目と共鳴を引き起こした。

  習主席は演説の中で、サイバースペースの挑戦に直面し、国際社会は相互尊重、相互信頼を基礎として、対話と協力を強化し、インターネットにおけるグローバルなガバナンス体制の変革を推進し、平和、安全、開放、協力のサイバースペースを共同構築し、多国間、民主的、透明なグローバル・インターネットガバナンス体制を確立すべきだと指摘する。

  これに対して、米国シンクタンク・イーストウェスト・インスティテュート(EastWest Institute)のネットワーク政策の専門家、グレッグ・オースティン( Greg Austin)氏は、次のように述べている。習主席の演説は極めて重要で、その中で最も重要なポイントは、ネットワークセキュリティの面では、どの国も自分の都合だけを考えることができないということだ。習主席はサイバー外交を強化し、各国がサイバースペースでの規範を強化し、ネットワークセキュリティの面でより一層力強く協力することが必要だ。さもなければサイバースペースは安全だとは言えないだろうと呼びかけている。

  全日本中国人博士協会事務局の担当者、李睿棟氏は「習主席の演説は時代の精神に完全に一致しています。社会は発展しており、ネットワークも発展し、進歩しています。」と述べた。李睿棟氏は、インターネットが盛んに発展する現代、インターネットはすでに伝統的な意味での技術者間の相互接続という目的を超え、また復数の特徴を体現し、国家主権や人民の生活の安全に関わっているとみなしている。

  習主席は演説の中で、中国は現在「ブロードバンド中国」戦略を実施中で、2020年には、中国のブロードバンド・ネットワークが全ての行政村を基本的にカバーし、ネットワークインフラの「最後の1キロメートル」を通じさせ、より多くの人々にインターネットを使えるようにさせる見通しだと明らかにしている。

  これによりもたらされた発展の見通しは、国際的に有名な会計事務所、プライスウォーターハウスクーパース(PricewaterhouseCoopers、PwCと略称する)のシニアエコノミスト、張鑑鈞氏にその見通しが明るいとみなさせている。彼は「ブロードバンド中国」戦略の将来性は非常に明るく、「インタネット・プラス」行動計画とともに、これまで想像できなかった多くの機会を提供し、より低コストでより効果的に発達した地域と立ち遅れた地域をより緊密に結びつけることができると述べている。

  英国ノーザンブリア大学、ニューキャッスルビジネス学院で終身雇用資格を持つ熊榆教授も次のような見解を示した。「インタネット・プラス」行動と「デジタル中国」建設は、より多くのグローバル企業と起業者が中国市場を開拓し、中国の消費者がより多くより新しい製品とサービスを利用できるようにサポートする。これと同時に、中国は農村ブロードバンドネットワーク建設を推進し、立ち遅れた地域の経済をけん引し、農村人口にインターネットの知識を普及させることで、中国の農村をインターネットでより効果的にカバーするために支援する。

  習主席は談話で、サイバー空間運命共同体の構築はサイバーセキュリティーを保障し、秩序ある発展を促進しなければならないと指摘した。

  これに対し、同じ発展途上国のブラジルも共鳴し、サイバー空間は「法外之地」ではなく、サイバー空間のすべての参加者は法律を遵守し、権利を正しく行使すべきだと主張した。ブラジルのルセフ大統領は嘗て「現実生活の延長として、インターネットというシュミレーションの世界でも同一の行為、文明及び道徳の準則に従うべきであり、拘束を受けずに自由に発展するものではない。」と述べた。

  遠隔医療及び医療映像管理ソフトウェア開発に従事する日本のハイテク企業、ViewSendICT(ビューセンドアイシーティー)株式会社の幹力行執行副社長は、サイバーセキュリティーは生活の隅々に浸透し、各企業は自身の行為が国家の安全に関わる可能性があることを認識する必要があると指摘している。

  (新華網日本語)