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韓国が初めて「女超社会」に突入(写真)

2015年 9月 10日16:49 提供:新華経済

  韓国紙·中央日報によると、韓国は女性の人口が男性を上回る「女超社会」に突入した。8日付で環球時報が伝えた。 

 「女超」現象となったのは、60年代後半に人口統計を開始して以来初めて。韓国行政自治部が6日に発表した人口統計によると、女性の人口は6月時点で男性を492人上回り、7月は2645人、8月は4804人とその差は拡大する一方となっている。 女性の人口増加現象は韓国では珍しくなく、13年には女児の入学率が男児を7.1ポイント上回った。司法試験の女性合格者の割合も00年の18.9%から13年は40.2%まで増加。65歳以上の人口割合も女性が男性を上回っている。韓国政府が7月に発表した統計によると、女性公務員の数が来年初めて男性を上回る。

  韓国の人口問題専門家によると、「女超」現象の主因は高齢化の加速。特に女性の平均寿命が男性より高いことが挙げられる。韓国統計庁の13年の統計によると、韓国女性の平均寿命は85.1歳、男性は78.5歳。女性の方が男性より平均して約7年長生きする。

  だが、「女超社会」になっても、女性の地位は依然として低いままだという。12年の女性の社会参加率は49.9%で、男性の73.3%を大きく下回った。韓国女性政策研究院が13年に発表した働く女性を対象とした調査結果によると、高学歴女性の就業率は60.1%。幹部への登用は非常に少なく、一定以上の昇進が望めないという壁に直面していることが分かった。男女不平等の風土は根強く、多くの女性は出産や育児のために退職を余儀なくされ、復職の可能性もかなり低いというのが現状だという。