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豪の対中輸出シェア、米国に奪われる 「当然の結末」=外交部

2021年 7月 6日20:31 提供:中国国際放送局

いま、オーストラリアの農産品が中国市場で失ったシェアを米国産商品が埋めているとの統計結果について、外交部の趙立堅報道官は6日、「他国の道具として利用されれば、その誤った政策の責任は国民が負うことになる」と指摘しました。

データによりますと、米国の過去1年間におけるワイン、牛肉、綿花、木材、石炭などの中国への輸出はいずれも増加しており、今年2月の米国の2リットル以下のペットボトル入りワインの中国への輸出量は前年同期に比べて3倍以上になったとしています。オーストラリア国内では、「農産品輸出において競争関係にある米国が、オーストラリアの経済的利益を守ることはない」との見方が指摘され、オーストラリア政府は米国にただただ追随するのではなく、より理性的な態度で対中関係に向き合うべきだとの訴えが出ています。

これについて趙報道官は記者の質問に答えた際、「中国は現在、国内の大循環を主体とし、国内外の双循環が互いを促進する新たな発展構造の構築を加速させており、より開放的な条件下でより質の高い発展を実現することに力を注いでいる。これにより、多くの協力のチャンスと空間が解放される。向こう15年間で中国が輸入する商品は30兆ドルを超えると予想されている。中国は終始、対外的な経済・貿易協力の展開に力を尽くしており、世界各国と共に発展のチャンスを分かち合い、開放型世界経済を共に構築していきたいと考えている」と示しました。

趙報道官はさらに、相互尊重が各国の実務協力の基礎であり保障であるとしたうえで、「一部の国は対中協力から利益を得ようとする一方で、イデオロギーによる線引きをし、いわれのない非難で中国に汚名を着せ、中国の核心的利益を損なう行いをしている。われわれはこれを決して受け入れない。一部の国が他者の道具となっているが、その誤った政策の責任は国民が負うことになる」と述べました。(RYU、謙)