ようこそ、中国上海!
在上海多国籍企業職場復帰ケース

Home >> 新着 >> 政治

習近平国家主席、仏独首脳とビデオサミット

2021年 7月 6日11:27 提供:中国国際放送局

習近平国家主席は北京で5日夜、フランスのマクロン大統領やドイツのメルケル首相とビデオサミットを行いました。

習主席は「当面、パンデミックの状況は依然として厳しく、景気回復の見通しははっきりしない。世界がいかなる時よりも必要とするのは相互尊重と誠実な協力であり、勘繰りや対立、ゼロサムゲームではない。中国と欧州で共通認識と協力を拡大し、世界的な課題に適切に対処するために重要な役割を果たしたい」と述べました。

習主席はさらに次の4点を強調しました。

一つ目は正しい相互認識を堅持することで、「中国と欧州は相互尊重し、共通点を見つけ出し、相違点を残すという原則に基づいて協力を展開し、双方の全面的な戦略的パートナーシップには互いの最大の共通点が集まった」とし、二つ目の互恵とウィンウィンの協力拡大では「中国側は欧州側と第23回中欧首脳会談を早期に行い、戦略、経済貿易、人文、デジタル、気候分野のハイレベル対話をしっかり行っていきたい」と指摘しました。

三つ目は真の多国間主義の維持で、「国連を核とする国際システムと国連憲章を基礎とした国際関係基本準則を守るためには、国際的なことについては心を落ち着けて相談する必要がある」と述べ、四つ目は全体的に安定した、均衡の取れた発展の大国関係の構築を堅持することを挙げて「欧州側が国際問題でより多くの積極的な役割を果たし、戦略の自主を真に体現し、世界の平和と安定、発展と繁栄を共に維持していくことを希望する」と強調しました。

3カ国の首脳はまた、アフリカについても意見を交換しました。習主席は、「中国はすでにアフリカにワクチンを提供しており、ワクチンの現地化生産能力の向上を支持している。中国側はすでに19のアフリカ国家と債務返済延期に関する協定を締結または合意しており、アフリカの持続可能な発展計画に前向きに参与している。欧州がアフリカに対する支持と支援を強化するよう望む」と述べました。

マクロン大統領は「フランスは実務的な態度で引き続き対中協力を推進し、欧州と中国との投資協定の達成を支持し、中国企業からの投資を歓迎する」と表明し、発展途上国のワクチンの公平な獲得のために中国が果たした重要な役割を称賛し、中国との協力を強化したいとの考えを示しました。さらに債務返済延期に関するG20(主要20カ国・地域)の提案を実行するための中国の努力を高く評価し、中国側と引き続きアフリカへの融資を支援していくと表明しました。

メルケル首相は、「欧州と中国の関係は非常に重要で、相互尊重し、対話を強化して相違を減らすべきである。ドイツ側は中国側と国際事務での協力を強化し、中国側と引き続き気候変動、生物多様性、アフリカの感染症対策などの問題で交流を維持し、中国・アフリカが出した『アフリカ発展支持のパートナーシップ提案』への取り組みを前向きに検討していく」と表明しました。(Mou、浅野)