ようこそ、中国上海!
在上海多国籍企業職場復帰ケース

Home >> 新着 >> 政治

危機遺産登録で豪に「保護問題の正視を」=外交部

2021年 7月 5日21:25 提供:中国国際放送局

外交部の汪文斌報道官は5日の定例記者会見で、「国際自然保護連合(IUCN)は、オーストラリアの世界遺産『グレートバリアリーフ』を『危機にさらされている世界遺産リスト(危機遺産リスト)』に登録することを提案している。これは、世界遺産委員会の諮問機関であるIUCNが長期にわたる評価の結果に基づいて提出した意見である」と述べました。

報道によりますと、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産委員会は6月22日、「グレートバリアリーフ」を「危機にさらされている世界遺産リスト」に登録することを考えていると発表しました。これを受けて、オーストラリアの環境相は「政治的要素に左右された結果だ」としており、これについてオーストラリアメディアは「中国が世界遺産委員会の議長国であることから、オーストラリア政府は中国を念頭に置いて発言した」と伝えています。

これについて汪報道官は、「世界遺産条約の締約国、特に世界遺産委員会のメンバーであるオーストラリアは、専門的な諮問機関の意見を率先して尊重し、世界遺産の保護における大きな問題を認め、世界遺産を真剣に保護しなければならない。技術的問題を政治問題化させ、ユネスコと専門的な諮問機関を根拠もなく非難し、責任を外部に押し付け、さらには他国へのほのめかしやメディアによる大げさな報道を通じて世界遺産委員会に圧力をかけるなどして、その客観的かつ公正な判断に影響を与えてはならない」と強調しました。(鵬、謙)