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中国観光

京杭大運河の北京市区間で遊覧船が運行開始

2021年7月21日 18:42
 提供:新華網日本語

  

  26日、北京市通州区の甘棠閘門に停泊する遊覧船。(北京=新華社記者/田晨旭)

  中国北京市通州区の水門「甘棠閘門(かんとうこうもん)」に停泊していた遊覧船が26日午前、順調に出航した。これにより、北京市と浙江省杭州市を結ぶ京杭大運河の北京市区間約40キロ全線で遊覧船の運行が始まり、観光客らが区間沿線の美しい眺望景観を楽しめるようになった。

  北京市は大運河の最北端に位置し、運河の豊かな歴史文化がこの地で凝縮された。同市の水務局、交通委員会、通州区政府はここ数年、共同で大運河北京市区間全線の遊覧船運行に関する作業計画を策定。その上でスムーズに航行できるよう、閘門とふ頭の建設、航路標識の設置、関連保障措置の一体化といった、総合的な河川整備を実施してきた。

  大運河の河北省廊坊(ろうぼう)市区間でも、北京市区間と並行して試験航行が行われている。来年6月には遊覧船での河北省観光や北京市と河北省の相互接続が実現し、将来的には北京市、天津市、河北省間での相互接続が期待されている。(記者/田晨旭、王一涵)