中国香港特別行政区観光発展局は１４日、２０２０年７月の訪問客数（暫定値）が前年同月比９９・６％減の約２万６００人だったと発表した。うち、本土からの訪問者数は９９・９％減の５７０９人にとどまった。

１～７月の訪問客数は３５４万人足らずで、前年同期比で９１％以上落ち込んだ。同局の彭耀佳（パン・ユウカイ）会長は、世界的に新型コロナウイルスの感染拡大がぶり返しているものの、同局は常に香港訪問客の多い国・地域の業界関係者との緊密な意思疎通を維持していると強調した。

同局は今年３月以降、業界関係者向け会議を９０回近くオンラインで開催。中国本土と海外の業界関係者約１万人を招待したほか、地元の旅行会社や航空会社、ホテル、観光スポットなどの代表も出席し、防疫に関する香港の取り組みや地元の観光回復プラン、観光局による業界支援などに関する情報を共有した。

同局は８月に入ってからも、オンライン会議を少なくとも４５回開催する予定で、約４５００人の業界関係者が参加する見通し。また、香港政府や業界と連携してプロモーションやキャンペーンの準備を進めており、香港に戻ってきた旅行者をさまざまな優待プランで迎えたいとしている。

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