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中国西南部の本格的日本庭園を訪ねて

2018年 10月 14日15:04 提供:新華網日本語

 山がちな地形で「山城」の別名をもつ中国西南部の大都市、重慶市の中心部には、静かな純日本式庭園「広島園」がある。この庭園は重慶市と日本·広島市とが友好都市提携5周年を迎えた際に、双方が協力して建設したもので、1991年に市民に開放されてから、すでに27年の歳月が流れている。

 広島園は「中国の名園」の一つ、鵝嶺(がりょう)公園の中にあり、面積は2千平方メートル。自然の素朴な美しさを持ち、細やかな心遣いが感じられる優雅な作りとなっている。石灯籠や池泉、枯山水、茶室など日本庭園の要素がすべて備わるとともに、地形の高低差を考慮した回廊式遊歩道も設計され、休憩ポイントごとに一休みできる東屋(あずまや)も設けられている。同園はまた、植物の組み合わせにもこだわり、サクラ、イヌマキ(ラカンマツ)、モミジといった日本庭園を代表する植物が、観光客に季節ごとに異なる美しさを感じさせている。

 鵝嶺公園管理処の印曙光(いん·しょこう)主任は、「広島園は日本人デザイナーが設計·指導を担当し、中国人の職人が建設したもの。同園を建設すると同時に、重慶市も庭園デザイナーを広島へ派遣して、中国式庭園を設計した」と説明している。

 重慶市鵝嶺公園管理処印曙光主任

 皆さんが見学中の広島園は、重慶市と広島市が友好都市提携を結んでから5年に当たる1991年に建設されたもので、中国西南部では唯一の(本格的な)日本庭園です。重慶市も広島市で中国式庭園のデザインを行いました。同園は中日友好の象徴だと言えるでしょう。

 四川美術学院建築芸術学科劉川(りゅう·せん)教授

 細やかな心遣いが感じられるこの庭園は、はっきりとした特徴を持ち、高い芸術的価値を備えています。しかも、そのスタイルや特徴が日本を代表するものであるということが、見てすぐに分かります。(記者/谷訓、邱鑫)

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