一般人にとって豪華客船は贅沢と自由な生活の象徴だ。豪華客船で仕事をする数名のアテンダントスタッフが、そこでの生活を伝え、豪華客船の別の一面が明らかになった。英紙「デイリーメール」が報じた。

　　豪華客船での生活は豪華だ。スタッフも同様である。彼らは仕事しながら無料で世界を周遊できる。写真はSarah Begbieさんの仕事風景を撮影したもの。仕事の合間に東南アジア各国をまわった。船上の食事はとても美味しい。スタッフの食べるものも顧客と同じだ。Sarahさんは超高価な神戸牛を食べる機会にも恵まれた。

　　豪華客船の仕事の良さはそれだけではない。待遇もかなりいい。もう一人のアテンダントであるBethany Silcoxさんによると、彼女の月給は4000ユーロで、さらに毎年60日の有給休暇がある。顧客がくれるチップもかなりの金額になる。仕事のないときには豪華客船内の水上娯楽施設が使用できる。写真はサーフボードの上で寛ぐBethanyさん。

　　さらに、豪華客船が訪れるのは天国のような場所である。顧客がそれを満喫しているとき、アテンダントたちも無料でそれを味わうことができる。Bethanyさんがこの仕事を選んだ最大の理由もそれだ。彼女は大学卒業後、イギリスにある専門の学校で訓練を受けた。その後、客船業務に3年従事している。もっとも経済的な方法で世界一周するという自分の夢を実現させたのだ。

　　しかし、豪華客船の生活も楽しいことばかりではない。スタッフの寝室はとても小さい。服を着替える人がいるときは同室の人は外に出なければならない。それほど狭いのだ。そのためスタッフたちはなるべくデッキで休むようにしている。

　　仕事もきつい。Bethanyさんは連続25時間働いたことがある。長い時は、出港して連続40日仕事をする。仕事の時間も不規則で、夜12時に顧客に食事を出すことも日常茶飯事だ。しばしばやりきれないと感じるという。

　　（チャイナネット）