新華網スイス・ローザンヌ4月14日（記者/凌馨）スイス政府観光局は9日、年頭に中国の瀋陽、武漢及び成都にスイスビザセンターを3カ所増設したのに続き、スイスは今年の夏に杭州など他の9都市にもスイスビザセンターを設立する予定だと発表した。

　　スイス政府観光局は当日ローザンヌで行われた記者会見で、これらの増設が予定されているビザセンター9ケ所は、杭州、南京、重慶、長沙、厦門、深圳、昆明、済南及び西安に開設される。北京や上海、広州のスイス領事館を含め、今後中国の15都市でスイスビザの申請手続きをすることが可能になる見通しだと発表した。

　　スイス政府観光局広報担当者のVeronique Carnell 氏は、スイスを訪れる中国人観光客がここ数年急速に増加しており、スイスの観光業は中国市場に対してもますます重視するようになっている。ビザセンターを更に増設することは、指紋採取の導入により中国人観光客のスイスビザの申請手続きにもたらされた面倒を減らすためだとの見方を示している。

　　スイス連邦統計局のデータによると、昨年スイスへ赴いた中国人観光客数は急激に増えており、宿泊者数は前年同期比33.3%増だった。中国は日本を抜いてスイスで4番目の観光客源国となった。

　　（新華社より）